オーブンのアスベスト報道、毎日食べるパンへの影響は?

業務用オープンに使用されていたと大きく報道されたアスベスト。早急な対策められているが、不安はぬぐえない。身近にひモむ不安だらけの食の安全。

パン業界では口外するな!という圧力も...

東京郊外で長年、天然酵母の無添加バンを作っている老舗のパン屋さんが衝撃的なことを話した。「アスベスト(石綿)のことはパン業界でも大きな問題なんですが、誰も公にはしません。実はパンを焼く業務用オーブンにははとんどの製品にアスベストが使用されています。業者の集まりで早急にパン業界全体として対応しないといけないと、提案しているんですが、逆に、『公にはするな』と言われる始末です。

アスベストは肺がんの原因にもなる発がん物質です

パンが焼けてオーブンを開けると、熱風がどっと吹き出しますこれは、家庭用おオーブンも同様です。間違いなくパン職人はアスベストを吸い込んでいますし、パンにも付着している可能性は高いと思います。実際、04年に68歳でがんの一種の中皮腫で死亡した神戸市のパン職人の遺族が、「オーブンのアスベストが原因」として、労災申請もしている。

05年1月29日付朝日新聞は次のように山報じた。(申請したのは男性の妻(66)と長女(38)。男性は中学卒業後、兵庫県内の製菓会社やレストラン、ホテルなどでパンやケーキ作りの職人として50年以上働いた。01年6月、背中の痛みや発熱を訴えて悪性の中皮腫と診断され、04年6月、神戸市内の」病院で亡くなった。

遺族はパンを焼くオーブンの内部や開閉部のパッキンに石綿が断熱材として使われ、老朽化で飛散した石綿を男性が日常的に扱う環境にあったと主張。耐熱手袋にも石綿が使われそいたとしている。当時、勤務先にあったオーブンの製造元や型式のわかる資料が残っておらず、石綿を扱ったと見られを施設は特定できていない。だが、労働者の支援団体「ひようご労働安全衛生センター」(神戸市)によると、80年代以前に製造された業務用オしフンの大半に、白石綿を含む断熱材が使われていたという。

パン工場の従業員の健康被害も心配だが、アスベストがパンに入り込んでいる恐れもあるのだ。

このパン屋さんでは、3年前にいち早くアスベストの使用していないオーブンをに切り替えたが、多くのパン屋では、依然として、アスベスト使用の業務用オーブンが使われているのが実態である。業務用オーブンを製造・販売しているメーカーは10社近くあるが、ある大手メーカーはアスベスト使用実態についてこういう。「05年6月以降に製造されたオーブンには、アスベストは使用されていませんが、それ以前の製造のものにはオーブン本体と扉本体枠のパッキン部分にアスベストが使用されています。そのため該当製品には部品の取り換えをしていますが実際にはあまりすすんでいないのが実態です。

対象物件は全国で数千件に及んでいますが、部品の交換をしたのは微々たるものです。行政側の指導で部品の取換えをしているのではなく、私どもメーカー側の独自の判断で部品交換を呼び掛けています。

アスベスト繊維は、髪の毛の約5000分のーの細さで、肺に入り込むと、肺に繊維が刺さって肺などに悪性の中皮腫を発生させる。とくに中皮腫はアスベスト特有の健康被害といわれ、若いい時期に吸い込むとより発症しやすいという。

潜伏期間中は無症状で、急に胸が痛んだり呼吸困難を起こして発見されることが多い。有効な治療法はなく、発見から数年以内に大半の患者が亡くなる。どのくらいの量を吸い込むと危険なのかは、はっきりと分かっていないが、発症までの潜伏期間は石綿肺で15~20年、肺がんで15~40年、中皮腫で20~50年と長い。

パン屋で使用されているオーブンの耐用年数は05年8月までというのが多い。では、それまでにアスベスト無使用のものに切り替えたのであろうか。「完全に填れない限り、オーブンを耐用年数がきたからといって変えるところなんかまずありませんよ。どこのパン屋も、ぽろぽろになる音で使用していて、中にはパッキングのアスベストがむき出しになっているオーブンもあります。アスベスト使用のオーブンが大半のパン屋で使用されている現実に対して、行政サイドはすぐに対策を講じるべきであろう。最後に付け加えておきたいことがある。陶芸を趣味にしている方が年々増えている。

各地のカルチャーセンター でも陶芸教室は人気を呼んでいる。都内の陶芸カルチャー教室で講師をしているある陶芸家はいう。「私は栃木県の益子に釜を持っていて、月に何回か生徒を連れて焼きに行ってますが、陶芸の釜にもアスベストが使われていることを知ってびっくりしました。益子は陶芸の町で有名ですが、アスベストを使っていない釜はないんじゃないですかね。私の知り合いの陶芸家で最近、何人か肺がんで亡くなった方がいるんですが、心配ですよ。

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