古い下着を捨てて運気をアップする

「もったいない」と、ものを大切にする気持ちは大事なことですが、高かったからといって、何年も前に流行った服をクローゼットの奥にしまっていませんか?

風水の世界では、流行は時の運、つまり、チャンスを司るといわれていて、流行に左右され過ぎるのは問題ではありますが、チャンスを手に入れるためには、ある程度流行に敏感になることは大事です。

また、風水では、布は縁(えん)を司るものとされています。流行遅れの洋服を着ていたり、ずっと捨てられずにいるということは、恋愛や人間関係など、出会いのチャンスに恵まれないということになります。

着なくなった洋服を、いつまでもクローゼットにしまっておくと、「古い」や「使わない」といった「陰」の気が、クローゼットの中のほかの衣服にも移ります。

女性は男性よりも布から生じる運を体内に吸収しやすいため、流行遅れの服や着なくなった服は縁に恵まれない体質をつくることになったり、悪い縁を呼び込んだりします。

古い物からは良い気が得られない

この世の全てのものに、ありとあらゆる「気」が存在します。新しいものほど「陽」の気が強くて良い気が満ちていますが、反対に、古いものほど「陰」の気が強くなります。

ものにも寿命があって、自分が特にお気に入りのものは別としても、古くなってしまったものからは、良い気を得ることができないのです。

また、持っていても使わずにしまってあるものも「陰」の気が強くなります。使っていないということはそれを活用していないということで、つまり、命がない状態なので、「陰」の気がこもるのは当然といえます。

たとえば、使っていない食器や着ていない洋服といった、とりあえずしまってあるものが、自分の運気を停滞させているのです。

気の巡りが良くない家は災難に見舞われる

私たちはその空間の「気」を吸収しているので、運気が良くなるためには、良い気で満たされた空間で生活することが大切になります。

特に必要のないものや使わないものが家の中にたくさんあると、気の巡りが悪くなって、その家には「陰」の気が強くなります。そして、気の巡りが良くない家に住んでいると、病気になる可能性もあるのです。

私たち人間が血の巡りや代謝が悪くなると病気にかかるのと同じように、気の巡りが悪い家はさまざまな災難に見舞われることがあります。

必要ないものを処分することで幸運がやってくる

運気を上げ幸運を得るためには、自分にとって必要ないものや使わないものは、思い切って処分しましょう。「いつか使うかもしれない」と思って、ものをとっておきがちですが、そういうものってやっぱり使わないのです。

ただ、なんとなく捨てにくいと思うものもあるでしょうから処分しづらいものの捨て方を紹介していきます。

まずは、自分にとって本当に必要なものと必要のないものを区別するところから、風水を実践していきましょう。

症状が現れたときには既に赤信号の放っておくと恐ろしい糖尿病

生活習慣が発症に影響する2型糖尿病

自覚症状がほとんどなく、症状が現われた時には手遅れになることが多い、サイレントキラーともよばれる「糖尿病」。糖尿病は、インスリンというホルモンの分泌や作用が低下し、高血糖が慢性的に続く病気です。

糖尿病には1型と2型があり、成人に多い2型糖尿病は、遺伝的要因の他、食生活の乱れや運動不足などの生活習慣が原因で発症することがわかっています。発症して間もない頃であれば、食生活や運動など生活習慣を改善することで軽快することもありますが、進行すると内服薬だけでなくインスリン自己注射の治療が必要になってきます。

糖尿病の初期症状は、のどの渇き、頻尿、多尿、食事をしたにもかかわらず空腹感がある、倦怠感などです。ただし糖尿病の初期は多くが無症状ですから、これらの症状を自覚した時は、かなり進行している可能性もあります。重症になると、合併症を起こします。その1 つが抹消神経の障害で、手足がしびれ、場合によっては足の切断を余儀なくされることもあります。また血糖値の高い状態が続くと網膜の血管が損傷し、重症になると失明することもあります。糖尿病腎症では、腎臓の毛細血管が損傷し、重症になると人工透析が必要になります。このように糖尿病は、全身の健康を脅かす恐ろしい病気です。今月は、自分が糖尿病だとわかっていながら数ヶ月にわたって通院も服薬もせず、お酒ばかり飲んでいたことで悲惨な状況に陥った、70歳の男性のお話をしたいと思います。

糖尿病でも通院しなかった70歳男性の場合

ご夫婦2人暮らしのこの男性、奥さまがいくら話しても開く耳を持たず、かかりつけ医はいたものの病院に行けば先生から叱られて「あれはダメ、これもダメ」と言われるのが嫌で、通院していなかったと言います。糖尿病がどのような病気で、放っておいたらどうなってしまうのか、ご本人も奥さまもよく理解されていなかったようです。

本人には自覚症状がほとんどない訳ですから、今まで通りお酒を好きな時に好きなだけ飲み、特に最近はまともな食事も取らず、昼夜関係なく好きな時に寝て、好きな時に起きる、という生活をされていたそうです。そのような生活をおくっていれば、糖尿病ではなくてもどこかおかしくなってしまいそうですよね。

通院と服薬を止めて4 カ月。ついに症状が出始め、体の異常が顕在化してきました。体重が減り、筋力が低下。手足がしびれて歩行が不安定になってしまいました。寝返りや寝起きもやっとの状態で、床ずれができてしまい、要介護認定の申請をすることになったのです。

早速、ケアマネジャーと一緒にご自宅にお伺いし、奥さまの他に同じ市内に住むお子さまも一緒にお話をさせていただきました。まずは何と言っても、かかりつけ医で診察を受けて、服薬をきちんとしていただくこと、必要な栄養補給(食事) をしていただくことをお願いしました。話を聞いて驚いたお子さまは、すぐにお父さまをかかりつけ医へ連れて行ってくださいました。当然のことながら、数値は基準値を大きく超える状態になっていました。

それでも何とか入院は免れ、自宅療養することになりましたので、弊社からは「介護用ベッド」や「床ずれ防止用具」、「手すり」のレンタルに加え住宅改修を行い、自宅内外の動線に手すりを取り付けさせていただきました。後は食事と服薬の管理をしっかりとなさって、適度に動かれることで数値が改善されるのを願うばかりです。

不摂生を続けると2人に1人は糖尿病に

糖尿 病で足の切断を余儀なくされた方、 腎臓が機能しなくなり週3回の人 工透析をされている方もいらっ しゃいます。いずれも症状がない からと、お医者さまから指示され た食事の取り方や服薬などを無視 して生活されてきた方ばかりです。 日本人は欧米人に比べ、遺伝的 に糖尿病にかかりやすい体質とい われています。特に40歳以上の日 本人男性は、不摂生を続けると2 人に1人は糖尿病になる可能性が ある、という詰も聞きました。 食生活の欧米化により、19 55 年に比べるとこの60年間で、糖尿 病の患者数は30倍に増えているの だそうです。 今回、改めて糖尿病という生活 習慣病の恐ろしさを目の当たりに した事例でした。そして糖尿病は5年生存率50%だということを忘れてはいけません

むくみ、悪心、嘔吐、けいれんなど...

健康やダイエット目的などにおいてコレがよいと聞くとそればかり摂取する人が増えます。水においても例外ではありません。

しかも水を大量に飲むのは実は危険なことなのです。体調を崩すだけでなく、命の危機を招くこともあります。2007年にアメリカで水の飲みすぎによる死亡事故も起きています。

「トイレに行かずにどれだけ水を飲めるのか」というコンテストに参加し、約6.5リットルの水を飲んだところで参加女性はリタイアし、帰宅後自宅で死亡したのです。

その死因は水中毒です。通常、水の摂取量には限度がありますが、水分が十分に摂取できていると脳が判断すれば、のどの渇きはなくなり、それ以上水を受け付けなくなります。

しかし、無理して水を飲み続けると、脳の中枢が異常をきたし、いくらでも水が飲めるようになってしまうのです。健康のために、美容のためにと水分を摂りすぎることは決してよいことではないのです。

水を限度以上に飲み続けると、細胞内に水が溜まり、パンパンになり、体がむくみます。これが水中毒の症状です。軟水や硬水であっても例外はありません。

過剰な水分摂取による血液中のナトリウム濃度が低下することが原因で、ナトリウム濃度の低下おしんに伴い重症化します。悪化すれば、悪心、嘔吐、けいれんなどを引き起こし、昏睡状態に陥り、最悪死に至ることもあるのです。水は飲みすぎても少なすぎても健康によくありません。また、がぶ飲みしてもー度に吸収できる量は変わらないので、がぶ飲みもよくありません。1 回に飲む量はコップ1~2 杯が限度です。

中硬水からはじめて、徐々に硬度を上げる

糖尿病の運動療法というと、今まではウォーキングなどの有酸素運動が効果的といわれ、筋肉トレーニング(筋トレ)はあまり重視されてきませんでした。しかし最近では筋トレと有酸素運動を組み合わせた運動療法が推奨されるようになってきました。

ですが両方やるのは大変だと思う人も多いことでしょう。どちらか1つを選ぶとすれば、私は室内で短時問でできる筋トレをおすすめします。

というのは、私自身がかつて糖尿病を発症したとき、どんな運動をしたら最も血糖値が下がるのか調べたところ、筋トレを行った後の効果が一番高かったからです。

筋トレは、筋肉中に蓄えられたブドウ糖からつくられるグリコーゲンをエネルギーとして消費します。グリコーゲンが消費されると、筋肉の中に新たなグリコーゲンの貯蔵スペースができるので、そこに血液中のブドウ糖(血糖)が取り込まれやすくなり、血糖値が下がるのです。

とはいえ、運動の習慣がない人は、「筋トレ」と問いただけで尻込みする人が多いようです。そんな人におすすめしたいのが、「超スロー立ち座り」。イスからゆつくり立ち上がり、ゆつくり座る。これを繰り返すだけの運動です。イスがあるので転倒する心配もありません。

筋力が低下している人は、これを続けるだけで太ももやお尻の筋肉が強化されます。ある程度筋肉がついてきたら、完全に座らず、イスにお尻がつくかつかないかのところで、立ち上がるようにすると、さらに効果がアップします。

糖尿病の原因は「インスリンの効き目が悪くなる」、「インスリンそのものが出にくくなる」の2 つといわれていますが、最近では3つ日の原因として、「筋肉量の減少」を指摘する糖尿病専門医もいます。この第3 の原因に対して効果がある運動が、超スロー立ち座りなのです。

筋肉量が増えれば、歩くのが楽になり、ウォーキングも苦にならなくなるでしょう。両方を併用すれば、血糖値はさらに改善し、薬を服用している人は、減薬も期待できるようになります。

超スロー立ち座りのやり方

  1. 椅子に座る椅子に座り、両手を胸の前でクロスさせ、顔は正面を向く
  2. ゆっくり立つひざを伸ばし、4秒かけて椅子から立ち上がります。完全に立ち上がったら4秒かけて座ります。これを10回繰り返して1セット。朝・夕方に2回行います。

超スロー立ち座りに発酵黒豆エキスを合わせれば間違いないでしょう。

糖尿病には、血糖値を下げるインスリンというホルモンが出なくなる1型と、インスリンの分泌が衰えたり、その効きが悪くなったりして血糖値が高くなる2型があります。

日本人の糖尿病患者の95%以上は2型なので、ここでは2型糖尿病の治療薬について解説します。2型糖尿病治療の基本は、食事療法と運動療法です。これらを実行しても高血糖が改善しない場合、薬による治療が検討されます。

血糖値を下げる飲み薬(血糖降下薬)には、多くの種類があります。インスリンの分泌を促す薬、糖の消化吸収をゆるやかにする薬、肝臓で糖が作られるのを抑える薬、インスリンの効きをよくする薬など、アプローチもさまざまです。

その人の体質、症状、肥満傾向、生活状況などによって、適合する薬も違ってきます。そのため、生活習慣と効き目を勘案し、薬を変更していくこともあります。糖尿病の治療薬を服用中、特に気をつけなければいけないのが、低血糖です。

薬の作用が強く出過ぎて血糖値が異常に下がり、意識がもうろうとして非常に危険な状態に陥ィることもあります。手足のふるえ、手足の力が抜ける、動悸、冷や汗、頭痛などが、低血糖の代表的な症状です。

低血糖が起きたら、すぐにブドウ糖や砂糖を補給します。糖尿病の薬を服用し始めても、治療の基本である食事療法と運動療法は続けることが大切です。また、薬を飲み忘れがちの場合は、正直に主治医に伝えるようにしましょう。医師は患者さんが薬を正しく飲んでいる前提で診察し、薬を決めるからです。

糖尿病 | 薬の選び方

日本におけるミネラルウオーターの歴史は、明治中期まで遡ります。1880年代にはスパークリングミネラルウオーター(天然炭酸森泉水)が瓶詰めされ、外国人やホテルなどに碇供されていたのです。

1960年代後半にウイスキーの水割りが流行り、業務用に瓶入りのミネラルウオーターが販売されました。1980年代後半からは健康ブームに加え、海外旅行の増加に伴いミネラルウォーターを目にする機会が増え、水道水への不安から家庭にも広がり始めました。

1983 年にハウス食品がカレー用のチェイサーとして坂元した「六甲のおいしい水」。これが家庭用ミネラルウォーターの先駆けです。1990年代に入り、マンションの貯水タンクの汚れや水道水の水質の不安から家庭用ミネラルウォーターの消費量はさらに拡大していきました。

1996 年には、国産小容量ペットボトル製品の販売が解禁になり、ミネラルウォーターを飲む機会が広がり、消費量は大幅に増加しました。その後も健康志向の高まりなどにより市場は拡大をし続け、2011 年には東日本大震災後の備蓄用としても需要は伸び、3172千kLとなり、20年前の11 倍にまで拡大しました。

いまでは、日本人の1人あたりのミネラルウォーター年問消費量は25.7Lと年々増加しています。しかし、世界各国に比べると日本人のミネラルウォーター消費量はまだまだ少ないのが現状です。ぜひ腸を元気にさせ、健康でいるためにも腸を活かす水を飲むようにしましょう。

今さら聞けないミネラルウォーターの知識

糖尿病はAGEの除去がスムーズにできなければ、高血圧症、脂質異常症、糖尿病網膜症、白内障、右外転神経麻痔、足の爪白癖、副鼻腔炎、歯周病、睡眠時無呼吸症候群、腎不全と死に向かいます。これらが、血糖のコントロールがよくなったこの5年間に発症し、いまも進行しています。

純炭粉末はAGEを排除し腎不全・脳卒中・心筋梗塞を予防する

血液データの上では、この5 年間、ヘモグロビンA1Cが5.0 % を超えたことはありません。悪玉といわれるLDLコレステロールも、100mg/dl以下です。塩分だって1日6 g以上とっていません。SASの治療も毎晩まじめに続けています。

それなのに血圧の薬はだんだん効かなくなり、網膜症は進行し、白内障を発症し、副鼻腔炎を起こして手術し、右外転神経麻痔で物が二重に見えるようになり、足の爪は白く分厚く変形し、寝ていると1時間に50回も呼吸が止まります。

歯を抜けば歯根のう胞でばい菌だらけだし、CAPD(腹膜透析) の腹腔カテーテルはトンネル感染を起こしました。体のあらゆる部位で、一年中戦争状態です。もし、20年前に治療を始めておけば...。

しかし、みなさんに言っておきますが、20年前にいまの状態をイメージできたかというと、「絶対不可能です」、なぜなら、自覚症状も不自由なことも、何1つなかったのですから。糖尿病の大問題は、動脈硬化が進行することです。脳卒中が増え、心筋梗塞が増え、下肢動脈塞栓症が増えます。腎臓の微小血管がやられて腎不全になります。こうなると、5年生存率が50% 程度というとんでもない窮地に追い込まれます。

しかも、糖尿病は治りません。5年生存率50% ! これが何を意味するか、少し考えてみましょう。

がん思考なら、おそらく5年生存率という言葉になじみがあると思います。がんと診断されて、5年後に生きている可能性は何% か? それが50 % ということは、5年後に生き残っている人は100人中50人しかいないということになります。

国立がん研究センター(旧国立がんセンター)の統計によると、最初に発症した臓器だけにがんがある限局がんならば、膵臓がんや胆管がんなどを除いて、5 年生存率は軒並み75〜90 %以上。ある程度の広がりを持った領域がん(リンパ節転移や隣接臓器への転移があるがん)でも40〜60% 程度です。

最近は、治療成績がよくなった感があります。では、糖尿病にかかわる病気の生存率はどうでしょうか。海外の、しかも10年以上前のデータで恐縮ですが、こんな調査結果があります。糖尿病の有無と、心筋梗塞を起こしたかどうかによって、

  1. 糖尿病も心筋梗塞もない、
  2. 糖尿病はあるけれど心筋梗塞はない
  3. 糖尿病はないけれど心筋梗塞はある
  4. 糖尿病、心筋梗塞ともにある、

・心筋梗塞ともにある、の4つのグループに分けます。それぞれを長期にわたって観察し、生命予後を調べたところ、興味深い結果が出ました。

まず、糖尿病のない心筋梗塞の人と、糖尿病はあるけれども心筋梗塞のない人の10年存率に有意な差がないこと。つまり、糖尿病があるだけで、心筋梗塞の患者と同じくらい予後が悪いということです。

2つ日は、糖尿病と心筋梗塞の両方があると5年生存率は70〜80% 、10年生存率は50%程度になってしまうこと。

この数字、がんの生存率とあまり変わらないと思いませんか。次に、糖尿病患者が透析をするようになると、5年生存率はどうなるでしょうか。名だたる病院のレポートを見ると、糖尿病に起因する慢性腎不全の5年生存率は50% 程度(日本透析医学会の統計による)、最近の良好なデータを探しても、50% 程度です。

糖尿病に起因する慢性腎不全や心筋梗塞の5年生存率は、限局がんよりよろしくない。周囲に転移した領域がんと同等程度なのです。ところが、世間の人の反応は違います。私はいろいろなところで問いかけます。「いちばん怖い病気は何ですか」多くの人が「がん」と答えます。1 28そうですね。もしも「がんです」と宣告されたら、誰もが意気消沈することでしょう。ところが、がんの人はたくさんいて、けっこう長生きしています。私の地域に限っいてえば、過去5年間に亡くなった肺がん患者7名のうち、発病5年以内に亡くなった人は2名だけです。

しかもがんの方は、亡くなる1ヶ月くらい前までは、自分の足で病院にやってきます。前立腺がんなどは、前立腺がんが主な原因で亡くなった人を、私は一人も知りません。前立腺がんのほとんどは70〜80歳といった高齢で見つかることが多く、10年生存率は40.4% です。

80歳のおじいさんが、10年後まで生きている可能性が40.4 % といわれると、がんではなくてもそんなものだろうと納得してしまいます。ある高齢の患者さんは、私ががんを発見したときにこう言いました。「先生、ありがとう。おかげで私は死ぬ準備ができる」胸に迫るものがありました。

この患者さんは、まわりで糖尿病に起因する脳卒中をたくさん見てきて、その末期がみな、死にたいくらい苦しいのに死ねない、辛いものであったことを知っていました。「脳卒中ではなくて、本当によかった」残念ながらこの患者さんは、2年もしないうちに亡くなられましたが、死を前にして立派な有り様であったと頭が下がります。

がんは恐ろしい病気です。でも、知っておいてください。みなさんが「がん= 死」と感じているのと同じくらい、「糖尿病= 死」なのです。糖尿病はそれだけ、死と隣り合わせの病気なのです。

最近、糖尿病との闘い方を考えるにあたって、医療者側に最も大きなインパクトを与えた研究は、20年にわたって行われた「UKPDS」です。UKPDSは、新たに発症した2型糖尿病患者5102例を対象に、血糖コントロール、血圧コントロールの血管障害への影響を追跡検討した研究です。

1977 年に始まり、20年後の1997年に終了しましたが、それに加えて10年間の追跡研究(UKPDS80)が行われました。

研究の概要を説明すると、こうなります。患者を従来療法群(食事療法や運動療法) と強化療法群(薬物療法)に無作為に分けて糖尿病を治療し、その経過を約10年観察します。結果的に、従来療法群のヘモグロビンA1Cは強化療法群のヘモグロビンA1Cは7.0%程度で推移し、医療者側は、当然強化療法群の予後が良好になるものと考えていました。

ところが、全死亡率、心筋梗塞の発症率では、強化療法群は従来療法に比べて統計学的に意味のある差をつけることができませんでした。そして脳卒中に至っては、強化療法群のほうがやや発症率が高いという傾向が出たのです。大ショックでした。

強化療法が従来療法より明らかにすぐれていたのは、網膜症など小さな血管の病気に関してのみで、生命に直接かかわる心筋梗塞や脳卒中に関しては、血糖のコントロールはさほど影響していないかもしれない、という結果だったのです。

これをどう解釈したらいいのでしょう。血糖値なんかどうでもいいのか?この結果を後押しするような研究が、次々と発表されました。ACCORD試験、ADVANC E試験、VAT 試験などです。いずれも、厳格な血糖コントロールは大血管障害の予後を改善しないという、医療者側にとっては理解しがたい結果でした。ACCOD試験に至っては、厳格な血糖コントロールが死亡率を増加させたという結果まで示されたのです。

血糖のコントロールに意味がないのか?この疑問に1つの光を与えてくれたのは、その後の追跡調査、「UKPDS80」でした。1997年にUKPDSに参加した人たちの強化療法、従来療法という区分けをなくすと、2年もしないうちに、両方のヘモグロビンA1Cの差はなくなりました。そして10年後の調査では、かつての強化療法群は網膜症などの微小血管障害だけでなく、全死亡、心筋梗塞において統計学的に意味のある差をつけて、かつての従来療法群より、より良好な予後となつていました。

かつて強化療法群で増加傾向であった脳卒中でさえ、10年後にはかつての従来療法群より減少する傾向を示したのです。この一連の研究は、大事なことを示唆しています。糖尿病は10年ぐらいの短い期間で考えたとき、血糖のコントロールはさほど意味がないかに見えても、20〜30年という長い期間で考えたときには、なるべく早い時期にキチンと血糖をコントロールすることが非常に重要だということがわかったのです。

もう、おわかりでしょう。いま、いくら血糖をコントロールできていても、初期のうちからまじめに治療を受けていなければ、一生糖尿痛に苦しめられるのです。いま私は、このレガシー・エフェクトの恐ろしさを、身をもって体験しています。この研究のことを繰り返し説明する理由はここにあります。血糖値が高めの人は可及的速やかに生活を見直し、ただ気をつけるだけでなく、実際に血糖値を下げる必要があるのです。

なぜレガシー・エフェクトが起きるのか。詳しいことはまだわかっていませんが、おそらくは前に説明しましたAGEという糖の燃えカスのようなものが関係していると思われます。これは細胞傷害性を持っており、一度体に沈着すると、長期にわたって細胞を傷害し続けます。だからこそ早期のうちから治療して、AGEをためないことが重要なのです。

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高血圧症の中に、「治療抵抗性高血圧」という薬の効かない高血圧があります。これは日本高血圧学会の近年のトピックで「利尿剤を含む3剤を使っても良好なコントロールを得ない高血圧」のことをいいます。

実は、この治療抵抗性高血圧、高血圧症患者の20〜30% は該当するといわれています。日本の高血圧症患者は推定約4000万人で、治療を受けている人は約800万人程度です。治療を受けていても200万人くらいは治療抵抗性高血圧であり、治療を受けていない人も加えると、おそらく300万〜500万人くらいは、この治療抵抗性高血圧に該当する可能性があります。

もっとも、「私はいつも血圧は150くらいで低めです」なんてトボケたことを言っている人が世の中にはあふれていますので、あまり細かくうるさいことを言っても始まらないのですが、この治療抵抗性高血圧と糖尿病が合併すると、ことが面倒です。

糖尿病は、ただでさえ動脈硬化が速く進みます。そこで糖尿病の人は、日常の血圧を130/80mmHg未満に調節することが、ガイドラインでも推奨されています。高血糖でただでさえ血管に傷がつきやすいところへ持ってきて、高血圧に血管がさらされると、ひとたまりもありません。

ところが、糖尿病と高血圧症はよくある組み合わせで、しかもなかなか手強い高血圧症が多いのです。そのとき、必ず試してみることがあります。1つは、「MR レセプターブロッカー」、「アルダクトンA」や「セララ」といった利尿剤を使ってみること。もう一つはSAS(睡眠時無呼吸症候群)を疑うことです。この2ちが当たると、薬の量が半分くらいに減るほど劇的な改善結果を示すこともあります。

全く薬で下がる気配すらなかったのに発酵黒豆エキスで一気に下がる場合もあって健康食品も馬鹿にできないのが本音です。