脂肪燃焼効果

最近、レモンを酢に漬けて飲む、「レモン酢」という健康法が話題となっているようです。
私はこれまでに、野菜や果物、乳製品やチョコレートなど、さまざまな食品の、体への有用性を実証する研究を続けてきましたが、なかでもレモンは、体への有用性を数多く証明してきた食品です。
ところで、レモンと酢はどちらも、「体のために積極的に取ってください」と言われることが多い食べものです。

そもそもどうして、私たちの体には、酸っぱい食べものが必要なのでしょうか。それには、レモンと酢に、それぞれ含まれる酸味成分の働きが問与しています。

まず、レモンにはクエン酸が含まれます。 クエン酸には、糖を分解しエネルギーに転換する、TCA回路(別名:クエン酸サイクル) という働きがあり、この作用が働くと、新陳代謝が活発になっていきます。 効果は絶大で、疲労回復、脂肪の燃焼、老廃物の排出、若返り、血圧や血中脂質の低下などの健康効果が期待できます。

一方、酢には、酢酸とアミノ酸が含まれています。酢酸には、脂肪燃焼効果や疲労回復効果があり、アミノ酸は、体の働きを調整するホルモンや、脳の働きを謝整するセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質をつくる重要な物質です。以上の理由から、心身の健康維持には、レモンや酢などの酸っぱい食品を取ることが大切だといわれているのです。

レモンのキレート作用により、酢に含まれるカルシウムなどのミネラルが、体内に吸収されやすくなります。さらに、レモンに含まれるリモネンなどの香り成分には、脳の神経細胞に働きかけてリラックスさせる効果がありますが、これが、酢の刺激を和らげ、飲みやすくしてくれるわけです。また、

レモン酢には氷砂糖が使われていますが、クエン酸と糖を併せて取ると、クエン酸の体への吸収がより高くなることが知られています。

レモン酢の効果は、まだ実験していないので客観的なデータがありませんが、血管を強化し、血液の状態を改善する成分が豊富なので、血圧、血糖値、中性脂肪値、コレステロール値などの数値が改善していくことも期待できるでしょう。

これらの健康効果を得るためには、少しずつでも毎日、継続して飲むことが大切です。レモンも酢も、胃への刺激が強いので、レモン酢の原液を水で3~4倍に薄めたものを、空腹時を避けて食後などに飲むのがお勧めです。

4人家族で月に200個のレモンを食べる

病気を回避し、健康に恵まれたいとは誰もが轡っことです。 一方で、健康はあくまで自分でつくり上げていくもので、与えられるものではありません。 そのための最も有効な手段が、毎日の食事でしょう。消化器外科医として、何千例ものガンの手術と治療に携わってきた経験から、健康な体、病気が治癒する体は、その7割が食事でつくられると考えます。
私が、食事がガンの治癒率を左右していることに気付いたのは、今から17年前です。そこから独自に研究を始め、ガン患者のための食事療法を確立しました。 実際の治療に併用することで、治療を飛躍的に高めることができたのです。私が推奨する食事療法は、代謝を高め、免疫力(病気に対す る抵抗力)を強化することを目的としていて、一方で栄養状態の改善も視野に入れたものです。

  1. 大量の野菜や果物の摂取
  2. 動物性脂肪の制限
  3. 塩分制限
  4. 未精製の穀物を摂取

といったポイントがあります。1の大量の野菜や果物の摂取として、私が最もよく勧めているのが、レモンなのです。特に、ガンの術後の患者さんしぼには、レモン2個分の搾り汁を飲むことを積極的に指導しています。
私の父が80歳のとき、食事が取れないほど衰弱した際にも、朝晩、レモン汁20ccを飲んでもらいました。2週間後には、父は普通に食事ができるようになり、その後、寝たきりの状態から回復することができたのです。
それ以来、わが家でも、家族全員が毎日、レモン2個分の搾り汁を飲むようになりました。現在も、家族4人で月に200個ものレモンを消費しています。

老眼にも効く

レモンを毎日取るようになった実感としては、60歳をとうに過ぎた今も、医師としての激務をこなしながらも健康を維持できるのは、レモンを毎日取っているおかげだと思います。昔からの腰痛や肩こりが解消したことや、老眼の進行を防いでいることも、レモンが一役買っているのでしょう。
こうした効果は、レモンの代表的な栄養成分であるビタミンCと、酸味成分のクエン酸、さらには、ポリフェノール成分(抗酸化物質)によってもたらされています。
ビタミンCには、血管を強化する働きや、ガンや動脈硬化の原因となる活性酸素(体内で増え過ぎると細胞を傷つけ老化の一因となる物質)を除去する働きがあります。クエン酸には、体内に入った食べ物をエネルギーに変える「クエン酸サイクル」を活性化する働きがあり、クエン酸を取ることで代謝が上がり、疲れた体がよみがえるのです。
クエン酸には、鉄分やカルシウムなどのミネラルを吸収しやすくし、骨や細胞の老化を予防する「キレート作用」という働きもあるのです。
レモンの皮と実の問の白い部分にあるポリフェノールですが、過酸化脂質(動脈硬化の原因物質) の生成を防ぐ効果を発揮します。

クエン酸と言えば、梅肉エキスにたっぷり含まれます。かなり酸っぱいですが、疲労回復には最高です。

天然の若返りドリンク

このように、レモンには、素晴らしい成分が凝縮されていますが、この有効成分を効率よく取り続ける方法があります。それは、レモンの輪切りを酢に漬ける「レモン酢」です。酢には、体に必要なすべてのアミノ酸が含まれています。アミノ酸は、私たちの体の細胞を構成する、たんばく質の材料になるものです。食品でアミノ酸を補給することで、健康が維持され、免疫細胞(生体を防御する機能)も活発に働くようになるのです。レモンのクエン酸と、酢のアミノ酸を一緒に取ることで、クエン酸の抗酸化作用が高まることが知られています。

また、レモンにも酢にも、代謝を促進させる効果があるため、その相乗効果が期待できます。まさに、「天然の若返りドリンク」といっていいでしょう。

レモン酢は、レモンを皮ごと酢に漬けますが、皮と実の問にある前述の有効成分、エリオシトリンを取れるので、とても効果的です。ただ、輸入レモンには、表面に防腐剤やワックスが多く付いているので、国産のもの、できれば無農薬のレモンを選ぶようにしてください。
それが手に入らない場合は、表面の皮だlナをむいて、白い部分を残して酢に漬l斗りでもいいでしょう。また、レモンを漬けるさいに用いる氷砂糖を、ハチミツにすると、甘さに深みが増します。ハチミツが持つ免疫力を高める作用によりさらなる健康効果も期待できるでしょう。

ガンに効果的な植物性食品はこちらです。

レモン酢は血圧を下げる

酸には、体のエネルギーを作り出す働きがあります。このエネルギー生産システムを「クエン酸サイクル(回路)」といいますが、クエン酸サイクルが適切に働くと、代謝が活発になります。それが、疲労の回復や肥満の予防に、また、血流の改善や免疫力(病気に対する抵抗力) の強化にもいい影響を与えるのです。

1日に大さじ2杯のフルーツ酢を取れば、クエン酸サイクルが十分に働くことが期待できます。しかも、フルーツの甘味や香りが、酢の強い酸味をカバーするので、おいしく酢を取ることができるのです。

今回、ご紹介する「レモン酢」は、数あるフルーツ酢の中でも「イチオシ」といってもいいほど、皆さんにお勧めしたいフルーツ酢です。レモン酢の作り方は、簡単です

1000Lの保存瓶に対し、レモン200g (2個くらい)、氷砂糖200g、酢400mlで漬けます。レモンは皮ごと使いたいので、できるだけ防腐剤やワック「スの少ない国産のものを使用してください。

レモンは、皮をタワシでこすりながら洗い、ペーパータオルで水分を取ってから、輪切りにします。輪切りにしたレモンを、氷砂糖とともに保存瓶に入れ、そこに酢を注ぎます。そして、ここからが村上流です。保存瓶を電子レンジに入れ、30~40秒ほど加熱します。

加熱のさい、保存瓶はふたをせず、必ず電子レンジ対応のものを使用してください。常温で置くと、レモンの成分とが酢に溶け出るまでに1~2週間ほどかかりますが、レンジにかけると、12時間で成分が溶け出し、翌日には飲むことができます。

レモンを酢に漬けることで生み出される効果は、驚くほどです。先に、酢の代謝促進作用について書きましたが、レモンにも、同様の機能性があります。加えて、酢にもレモンにも、活性酸素(老化の原因物質) の書から体を守る、抗酸化物質が豊富に含まれています。だから、レモン酢を飲むことで疲労回復効果や肥満解消効果、若返り効果などを、二重に得ることができるのです。

レモンと酢の組み合わせには、もう1つメリットがあります。レモンといえばビタミンC 、と呼ばれるほど、レモンにはビタミンC が豊富ですが、ビタミンCは元来、熟を加えたり、体内に吸収したりするときに、酵素などの働きによって壊れやすい性質を持っています。しかし、酢には、そのビタミンCを壊す酵素の働きを抑える作用があるのです。

つまり、レモン酢には、ビタミンC がそのままの形で、吸収されやすい状態で含まれているというわけです。

意外に思われるかもしれませんが、酢と氷砂糖の組み合わせも非常に有効です。酢に含まれる有効成分のアミノ酸は、糖によって、ピルピン酸という物質に変わります。ピルビン酸は、代謝のカギになる有機酸なので、これによって代謝が活発になるのです。

したがって、酢だけを取るよりも、氷砂糖の溶けた酢を取ったほうが、乳酸(疲労物質)の分解速度が速くなって、すぐに疲れが取れるというわけです。疲れだけでなく、血糖値や血圧が改善されたり、やせやすくなったりといった効果も期待できるでしょう。糖分を気にして、レモン酢に氷砂糖を入れないという人もいるようですが、やせるためには氷砂糖を入れるほうが近道、ということです。

レモン酢の飲み方は、そのまま飲んでも、水やお湯で薄めても、牛乳に混ぜて飲んでもいいでしょうとてもおいしいのは紅茶です。ティーバッグで入れた紅茶でも、レモン酢を大さじ1~2杯加えるだけで、格段においしくなります。寒いこの季節に、レモン酢ティーがおすすめです。

レモン酢に降圧効果があることについては、やっぱり「酢」の効能、効果が大きく影響しているようです。

薬を使わずに血圧を下げる【降圧食/毎日飲めば血圧を下げる効果抜群の「酢」】

レモンの輪切りを酢に漬けて食べる

私が「レモン酢」と出合ったのは、50歳代のときです。 当時は、役所勤務を経てITコンサルタントとして独立して5年が経過したころで、人生で最も忙しい時期でした。

全国の自治体や企業にソフトを売り込むために、1年の半分以上が地方出張。そのほとんどが、飛行機での日帰りでした。

札幌出張の翌朝には沖縄行きの飛行機に搭乗、なんていうのもざらでした。今思うと、知らず知らずのうちに、疲労は限界に達していたのではないかと思います。

そんな生活ですから、当然のように健康診断の結果むよくありませんでした。最大血圧が150~160mmmHg(正常値は140mmHg以下)で、総コレステロール値は250mg/dl。 毎年のように、「要観察」や「再検査」の欄に印がついていました。

なんとかしなければ、と頭では思っていても、日々の仕事に忙殺される毎日でした。 そんな私が目をつけたのが、当時、「血圧や疲労回復に効果がある」という触れ込みで、ちょっとしたブームになっていた、お酢でした。

しかし毎日、酢をストレートで飲むのは、刺激が強過ぎて長続きしません。そこで私は、酢に、レモンの輪切りを漬けて飲む方法を思いついたのです。 ちなみに、私がこの方法を思いつく前から、レモン酢という健康法があったようですが、そのことは、後になって知りました。酢が体にいいことは日本人なら体感的に知っていました。

酸味・甘み・風味が最高!

普段、あまり料理をしない私ですが、レモン酢だけは自分で作ります。私の作り方ですが、まず、梅酒を漬けるときに使う、大きめの保存瓶(2リットル) を用意します。 こに、レモン5~6個を輪切りにしたものと、氷砂糖1kgを入れ、最後に1.8リットルの穀物酢を注ぎます。

レモンは、産地や銘柄はあまり気にしていません。ただ、防腐剤やワックスが気になるので、輪切りにする前に表面をタワシでこするようにしています。

酢は、スーパーで売っているいちばん安い穀物酢を使っています。保存瓶は常温に置き、最初の2~3日は、1日1回は瓶を揺すって、氷砂糖がまんべんなく溶けるようにします。

2週間くらいたったら、飲みごろです。飲み方ですが、コップにレモン酢を大さじ1~2杯入れ、それを水で4~5倍に薄めて、毎日、朝と晩の2回飲むようにしています。

レモン酢は、レモンと酢という、酸味の代表が2つも入っているので当然酸っぱいのですが、不思議とその酸っぱさが絶妙なのです。レモンの爽やかな風味が、酢の刺激を和らげ、そこに氷砂糖の甘味がマッチして、とてもおいしく感じます。酸味と砂糖のマイルドな甘さでとてもおいしくなります。

だからこそ続けることができたのだと思います。 私の場合、漬けたレモンは、3週間目あたりでいったん取り出し、冷蔵庫で保存しておきます。そして、気が向いたときに、保存しておいたレモン1~2枚をカップに入れ、そこへお湯を注ぐと、ホットレモンドリンクの出来上がりです。優しい味が楽しめます。

レモン酢の作り方・飲み方

材料(1000ml保存瓶1本程度)

レモン酢材料

  1. レモン200g(2個くらい)
  2. 氷砂糖...200g(氷砂糖のかわりに黒砂糖、上白糖、きび砂糖などを使用する場合は底に沈むのでこまめにかき混ぜる。
  3. 酢400ml(酢は米酢、玄米酢、黒酢などの穀物酢を使用。リンゴ酢などの果実酢でもOK。

手順

  1. レモンはお湯おwかけながら表面をたわしでごしごし洗い、ペーパータオルで水分をとる。
  2. レモン酢作り方1
    保存瓶にレモンと氷砂糖を入れ、酢を注ぐ。瓶は電子レンジ対応のものを使用する。
  3. レモン酢2
    瓶にふたをせずに電子レンジで加熱。600Wなら30秒、500Wなら40秒。

  4. 電子レンジから瓶を取り出し、ふたをする。常温で12時間おいたら完成。レモンは取り出さなくてもいい。1年間保存が可能。

レモン酢の飲み方

  • そのまま飲む(レモン酢大さじ1(15ml)をそのまま飲む。
  • 水・お湯割り(レモン酢大さじ1(15ml)を2~3倍の水またはお湯で薄める。
  • 飲むヨーグルト風(大さじ1~2杯)牛乳100mlに混ぜる
  • サワーティー(紅茶にレモン酢大さじ2~3を入れる。紅茶をワインや焼酎ウィスキーに代えてもおいしい。