「糖尿病関連ニュース」これまでは考えられなかった膵臓の再生が可能に

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再生しない臓器と考えられてきた膵臓に自己再生力があることを、名古屋大学の洪助教らの研究チームが解明した。

近く米国の医学誌に掲載される。洪助教は「さらに詳細なメカニズムを明らかにすれば、膵臓の機能障害による糖尿病治療などに役立つだろう」としている。

自己免疫システムの関与が疑われる「自己免疫性膵炎」患者の組織検査で、自己再生力は判明した。ステロイド治療がl般的に行われるが、改善のメカニズムなどの詳細は不明だった。

洪助教らは、自己免疫性膵炎患者は消化酵素を分泌する腺房細胞がはばすべて失われていることを突き止めた。

そのうえで、ステロイド投与後の組織を調べると、消化酵素の分泌量が投与前に比べ3ヶ月後で約3倍、1年後で約5倍に増えているのを確認。

消失した腺房細胞が一部で再生しており、成人の膵臓にも再生力があると結論づけた。特殊なマーカーで、再生した腺房細胞群の中心付近を調べ、膵臓のもととなる幹細胞の存在も確かめたという。

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