座っている時間を減らし立っている時間を増やせばエネルギー消費できるだけなく骨粗鬆症予防にも

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肥満体型の人は座っている時間が長い

糖尿病の大きな引きがねのひとつが運動不足や過食による肥満です。とくに、中高年の主婦層において糖尿病や糖尿病予備軍と診断される例が激増していますが、体を動かす機会が少なく、間食も多いことが理由としてあげられます。

糖尿病は食事の改善や、適度な運動を生活にとり入れることで、その発症率が抑えられることがわかっています。

メタポリックシンドロームの予防や改善に、1日30分以上のウォーキングが推奨されています。 しかし、現実には、わかっているけれどもなかなか長つづきしない、運動する時問を特別につくることができない、などの理由から、1日30分の運動を実践することができないようです。 このような人たちにおすすめしているのは、「立っている時間をできるだけ長くしましょう」ということです。家の中でテレビを見ている問、あるいは電車に乗っている問に、立っている時間をふやすだけなら、いますぐ始められます。 また、お金がかかることもないのです。

立っているだけでは運動不足の解消にはならないのではないかと、疑問に思うかたもいるでしょう。じつは、アメリカの看護師釣5万人を対象に行われた調査では、テレビを見る時間が長くなるほど肥満や糖尿病になることが証明されています。

また、24時間中立っている時間と肥満の関係を調べた調査結果では、やせている人の場合は、すわっている時間は407分、立ったり歩き回っている時間は526分だったのに対して、太っている人は座っている時間が571分、立っている時間が373分と、立っている時問と座っている時問が大きく逆転していることとがわかったのです。

こまめに動くことがこそが糖尿病予防に効果的

立っているだけでこれほどのエネルギーを消費することができるのでしょうか。食事によって食べたものは、すべてエネルギーとして使われたり、体に蓄えられています。

エネルギー消費のために、運動ということをまず考えると思いますが、じつは、人間の体のエネルギー消費量のうち、約50~60%は生金活動を維持するための基礎代謝で使われます。

約10%は食べたものを体が使えるかたちに変換するために使われています。残りの30~40% が身体活動によって使われるエネルギーです。

身体活動というと、「スポーツ」を想像するかもしれませんが、はげしく体を動かすことだけではありません。

最近「NEAT」を生活にとり入れることも注目を集めています。NEATとは下のような4つの単語の頭字からとりました。

立っていること、歩くこと、掃除や洗濯物をとり込んだりすることなど、日常生活で何げなく動き回ることがじつはエネルギーを消費するのです。少しでも体を動かす機会をつくるためにできることは、ごく簡単なことです。たとえば、テレビは立って見るようにしたらど・うでしょう。

食事のあとはすぐに食器を片づけることでもかまいません。まめに体を動かしましょう。体に負担のかからない程度に動かすことが筋力アップにつながり、女性に多いとされる骨粗鬆症の予防にも効果を発揮します。また肥満解消、糖尿病の予防にも大きく近づくことになるでしょう。

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