糖尿病 ( 予備軍 も)による血糖値 ヘモグロビンA1C が下がらずに困っています。どうしたらいいでしょうか。 という質問にお答えします。血糖値やヘモグロビンA1C(HbA1c)が下がらずにお困りなのですね。HbA1cは過去1~2か月の平均血糖値を示すため、数日の節制ではなかなか下がりません。継続的な生活習慣の改善が重要です。
ここでは、食事・運動・その他の側面から、血糖値とHbA1cの改善に役立つ基本的なアプローチを解説します。糖尿病や予備軍と宣告されてから食事、運動など力を入れてきたのに思うように血糖値やヘモグロビンA1Cが下がらずに困っているという方はとてもたくさんいらっしゃいます。
血糖値 ヘモグロビンA1C が思ったとおりに下がらずに困っている
1. 食事療法の見直し:血糖値の急上昇を防ぐ工夫
HbA1cを下げるためには、日々の食後の血糖値の急激な上昇(血糖値スパイク)を防ぐことが非常に重要です。
- 食べる順番を意識する:
- 食物繊維を多く含む野菜、きのこ、海藻類を最初に食べます。食物繊維が糖の吸収を緩やかにします。
- 次にタンパク質(肉、魚、卵、大豆製品など)を食べます。
- 最後に炭水化物(ご飯、パン、麺類など)を食べます。
- 糖質の質と量を管理する:
- 白米や白いパンなどの精製された糖質を、玄米、雑穀米、全粒粉パンなどの全粒穀物に置き換えることを検討しましょう。全粒穀物は食物繊維が豊富で、糖の吸収が緩やかです。
- 清涼飲料水(ジュースなど)、甘いお菓子、菓子パンなどの急激に血糖値を上げる食品は極力控えます。
- 食べる速さ:
- ゆっくり、よく噛んで食べることで満腹感を得やすくなり、血糖値の急上昇も抑えられます。早食いは避けましょう。
- 規則正しい食事:
- 食事を抜かず、1日3食できるだけ決まった時間に摂るように心がけましょう。食事の間隔が空きすぎると、次の食事で血糖値が急上昇しやすくなります。
2. 運動療法の導入:糖を消費しやすい体へ
運動は、インスリンの効きを良くし、筋肉で糖が消費されやすくなるため、血糖値・HbA1cの改善に非常に効果的です。
- 有酸素運動:
- ウォーキング、軽いジョギング、水泳などが代表的です。これらは脂肪燃焼にも効果があります。
- 目安:週に3~5回、1回20~60分程度。まずは無理のない範囲で始めましょう。
- レジスタンス運動(筋力トレーニング):
- 筋肉量が増えると、糖をエネルギーとして使う量が増えるため、血糖コントロールが改善します。
- スクワットや踵上げなど、大きな筋肉を鍛える運動が特に有効です。週に2~3回行うのが理想的です。
- 運動のタイミング:
- 食後30分~1時間後は血糖値がピークになりやすいため、この時間帯に10~15分程度の軽い運動(例:食後の散歩)を取り入れると、食後の血糖値上昇を抑えるのに効果的です。
3. その他の生活習慣の調整
血糖値のコントロールは、食事と運動だけでなく、生活全体の質に影響を受けます。
- 質の良い睡眠:
- 睡眠不足は、血糖値を上げるホルモン(ストレスホルモンなど)の分泌を増やし、インスリンの働きを妨げることがあります。毎日6~7時間程度の質の良い睡眠を確保するよう努めましょう。
- ストレス管理:
- 慢性的なストレスも血糖値を上げやすくします。リラックスできる時間(趣味、深呼吸、軽いストレッチなど)を意識的に作りましょう。
4. 漢方薬との併用について
ご質問にあった威徳漢方は、糖尿病や炎症緩解を目的としていますが、これはあくまで体質や症状に合わせた補助的なものです。
- 現在服用されているお薬(もしあれば)や、ご自身の体質に合っているか、かかりつけの医師や漢方専門の薬剤師・登録販売者に必ず相談してください。
- HbA1cが全く下がらない場合は、現在の治療法(食事、運動、薬物療法)が十分でない可能性もあるため、必ず医療機関で相談し、治療計画の見直しをしてください。
まずは「食後の歩行」や「食べる順番を変える」など、ご自身が無理なく継続できる習慣から一つずつ取り入れてみてください。
