定番の健康食品「クロレラ」

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多くの健康食品の中で老舗格の商品がクロレラ。大手製薬、食品、群小も含め200社近い業者が、あの手この手の販売作戦を繰り広げている。クロレラは緑藻(りよくそう)種の一種で、ビタミンCやミネラルを豊富に含んだ淡水性植物プランクトン。

はとんどのメーカーが台湾などからビニール袋入りのクロレラ粉末を輸入、何日聞か倉庫に保管して、錠剤などに加エして栄養補助食品として販売している。

ところが、業者によって価格は、ものすごく差がある。1日3粒、30日分の錠剤で定価は700円~2300円といったところだ。クロレラも扱っているある健康食品業者によると、30日分300粒のクロレラ錠剤の原価は、300円程度だというから、8倍近い価格で販売している業者もあるわけだ。もちろん業者によって、クロレラ粉末とは別にクロレラエキスを加え付加価値をつけたり、やたら豪華な瓶詰包装をしたり、派手なテレビCMをさかんに流すところもある。

それぞれの経費が製品に上乗せされているのだから、製品価原価と8倍も差があるということを知ったら、詐欺同然ではないかと怒る消費者も多いはずだ。それでも健康のために役立てばいいが、クロレラによる健康被害が、過去に出ている。どうして、健康食品であるはずのクロレラで健康被害が出たのか。粉末の保管時や粉末から錠剤に加エする際などに、水分が加わるとクロレラの葉緑素がフェオフォルバイドという物質に変化する。フェオフォルパイドは春先のアワビなどに含まれていて、これを食べると光過敏症という皮膚炎を起こす。それで、昔から「春先のアワビは食べるな」と言われている理由。

クロレラの場合もフェオフォルパイドが生じたことから、紫外線が当たると皮膚炎がひどくなる「光過敏症」の被害が出たのである。