コーヒーまめから何杯もしぼりだす「おかわり自由」コーヒー

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ファミリーレストランなどのおかわり自由のコーヒーをなんてサービスがいいのだろう!感心する人も多いはず。普通、喫茶店ではコーヒー豆の粉100グラムからコーヒーカップ10杯分をとるのが常識である。利益をあげようと15杯もとろうとすると、カフェインの含有量が多くなり苦いだけで体によくない。

だから、コーヒーおかわり自由の店に行くと、はたして採算はとれるのかと心配してしまう。でも、そんな心配は無用。ある食品添加物を使えば、コーヒー豆の粉から3倍弱はとれる。普通、ファミリーレストランなどではコーヒー豆の粉を10キログラム単位で買うが、通常コーヒー豆の粉10キログラムで1000杯のコーヒーがとれるから、その3倍の3000杯くらいはとれることになる。その食品添加物というのが、リン酸塩。これを増量剤としてコーヒーの粉にるのだ。そうすると、リン酸塩のもつ抽出増量作用で、コーヒーが何倍も多くつくり出せる。ところが、何倍も多くつくれるかわりに、コーヒー独特の苦味と香りがなくなってしまう。そこで、また添加物の登場となる。では、どんな添加物が使われるのかというと、コーヒー香料として、酢酸ベンジル、ジメチルチオエーテル、B・ナフトールエチルエーテルなどの合成香料である。また、これらの合成香料をミックスしたコーヒー苦味料という便利な製品も販売されている。さらにこうした添加物で増量するやり方のはかに、コーヒー豆の代わりにチコリーの根を使ったおかわり自由の「コーヒー」もあるから、びっくり仰天である。

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