うつの兆しに早めに気づくこと

うつ病は、初発のときと似たようなパターンをたどって再発することがよくあります。
早い段階で気づいて気になるときは医師に相談しましょう。

うつ病は再発しやすい病気です。これを防ぐためには、まず、症状が改善してからも、半年から1年は薬を飲み続けることがたいせつです。これに加えて、本人や身近な人が、早めにうつのきざしに気づき、気になるときにはすぐに医師に相談することがあげられます。

うつ病が再発するときには、最初にうつ病にかかったときと似たようなパターンをたどることがよくあります。たとえば、眠れない、ということから始まっていろいろなうつ症状が現れてきた人ならば、うつ病が改善したあとしばらくして、また眠れない状態が続くようなときに、ちょっと意識して、注意してみることがたいせつです。

また眠れなくなったから、またうつ病だということではありません。あせらずに心を静かにして、最近の自分や周辺を振り返り、気づかぬうちにストレスを強めているようなことはないか、なにか大きな変化はなかったか、などと考えてみてください。

そして思いあたることがあったら、早めに問題の解決をはかりましょう。眠れないなどの気になる状態が少しずつよくなっていけば、とくに心配ありません。

つらい状態が続いたり、症状がわるくなっていくようなときには、なるべく早く医師に相談してください。このように、うつ病から回復したときには、自分でその経験を振り返って、どのように症状が始まり、進んでいったのか、その背景にはどんなストレスがあったのかを考えておくと、その後の役に立ちます。

そして、注意点がいくつか見つかったら、心にとめておきましょう。「早めに気づく」ということは、うつ病にかかったことのない人がうつ病を防ぐという意味でもたいせつです。

身体面(睡眠、食事など)、生活面(趣味、人づきあいなど)、仕事面(集中力、作業の能率など)、気分(気力の低下、イライラ感など) で、なにか「いつもと違う感じ」が現れていないかどうかに注意してみます。心身でも生活や仕事でも、小さな変化は毎日のようにありますが、「いつもとなにかが違う」「どういうわけか気になる」という状態が2週間以上続くようなときには、精神科や心療内科の専門医に一度相談してみるとよいでしょう。

うつの再発率

アメリカの調査データですが、症状の強い大きいうつ病に1 回かかった人の60% 、2回発症した人の70% 、3回発症した人では90% がうつ病を再発しています。このような再発率は、症状が改善してからもー定の期間にわたって薬を飲み続けることによって、大きく低下することがわかっています。ですから、うつ病の症状が消えてからも、半年から1年は薬を飲み続けることがたいせつです。

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