自宅療養も有効

ストレスが強いときには、思い切って休むことも大切です。うつ状態が強まったときには休むことを楽しむことが大切な治療となります。

ゆっくり休むということは、うつ状態へのたいへんよい対処策です。できる範囲でペースダウンをしたり、ストレスを減らすくふうをしてみても、仕事に集中できずにミスが重なったり、出社するときに気が重かったりするようなときには、思い切ってしばらく会社を休んで、自宅療養をしてみるという方法も考えてみてください。

自宅療養ということばには、自分だけ会社を休んで自宅でブラブラする、会社をサボッている... というわるいイメージがあるようです。そのため、「会社を休むと仕事がたまってしまいかえってあとでたいへんだ」「自分が休むためにみんなに迷惑をかけてしまう」など、いろいろな理由で自宅療養をためらう人がたくさんいます。

このように休むのをためらう人に対して、私は、むりに出社して、集中できない、能率が上がらない、ミスが量をるというような状態でいるよりも、しばらく休んでエネルギーを回復させましょうと話していきます。

自宅でただぼんやりしているのはどうしても気がひけるというときになっとくは、短期の入院という形をすすめると、それならばとようやく納得する人もいます。

健康に関することなのですから、事情が伝わっていれば同僚も迷惑などとは考えないと思いますし、仕事の配分もくふうされて、次に出社したときにデスクが書類の山に埋もれているなどということもないはずです。休んでいる問は、仕事のことはあまり考えないようにしましょう。

このようなときには、うつ状態のひとつの傾向として、ふだんの気晴らしもなかなか楽しめなくなっていたりしますが、たとえばむかし楽しめたことを思い出したりしながら、少しずつ挑戦してみてください。

休むことと同じく、楽しむということも、うつ状態へのひとつのだいじな対策です。あまり楽しめなくても、いまはまだそれほど元気が戻っていないんだ、それがわかっただけでもいいじゃないかと、なるべく気持ちがマイナス方向に向かわないように、考えていきましよう。