子どものうつ病の症状とは?イライラや反抗、体調不良に隠れたサインについてまとめています。子どもでも、うつ病ではないかと疑われるケースがみられます。ただ、自分の気持ちをうまく伝えられないために、いらだって、うつ病にはみえないことがあります。子供の場合、いらいらしたり、反抗したりするのが代表的な症状です。
子どものうつ病の症状
「子どもが急にイライラし始めた」「反抗的な態度が目立つようになった」――。こうした変化を、単なる反抗期やわがままだと決めつけてはいないでしょうか。実は、その行動の裏に「子どものうつ病」が隠れている可能性があります。
かつて、うつ病は性格や人格が形成された大人の病気と考えられていました。しかし現在では、子ども特有のサインとして心の不調が現れることが広く知られています。
子どもは大人ほど語彙(ごい)が豊富ではなく、自分の憂うつな気分を正確に言葉で表現することができません。そのため、言葉の代わりに「イライラ」や「反抗」といった行動、あるいは「お腹が痛い」「頭が痛い」といった単純な身体症状としてSOSを発信するのです。
本記事では、大人のうつ病とは異なる子ども特有の症状や、その背景にある家庭環境・学校生活の影響について詳しく解説します。親が身体の不調という言葉どおりの意味だけを受け取らず、その奥にある「心の叫び」に気づくための視点をお伝えします。
子どもの行動や身体症状に注意する
子どもも、うつ病になるものでしょうか。もともと、うつ病は、性格とか人格が形成されてからの病気だと考えられていました。
しかし、現実には、うつ病ではないかと疑わせるような症状をみせる子どもがいることも確かです。したがって、子どもにはうつ病はないとは言いきれません。
ただし、小さい子どもの場合は、言葉をはじめ表現力が未熟ですから、診断が非常にむずかしくなります。一般に、子どもの心の病気は、家庭環境や親子の関係が深く影響しているといゎれています。特に母親との問で、十分な愛情が注がれていないと、子どもは不安になり、心の不調があらわれてくるということがよく指摘されます。
また、小学校に通うようになると、親子関係ばかりでなく、学校生括の中で友達とのトラブルやいじめなどがあったり、先生とうまくいかなかったり、加えて成績の問題などが起こるようになると、それらが憂うつな気分を招くようになります。
子どものうつ病の症状は、おとなの典型的な症状のような形では出ないといわれます。いらいらしたり、問題行動を起こしたりするケースが多いのです。
表現力がないので単純な訴え方に
子どもは、自分の心がいまどのような状態にあるかを、言葉ではうまく表現できません。憂うつな感じや億劫な気持ちを、おとなにうまく伝えることができないのです。
そのため、ちょっとしたことで感情的になったり、態度が反抗的になったりします。それが体の不調としてあらわれることもあります。
注意しなければならないのは、正確にごい表現するだけの語彙が少ないので、「おなかが痛い」とか「頭が痛い」という、きわめて単純な訴え方をしてしまうことです。
おとなは、それを言葉どおりに受けとってしまい、子どもの本当の気分を見すごしかねません。学校に行きたがらなくなり、長く休む、いわゆる不登校なども、うつの気分のひとつのあらわれと考えられますので、注意する必要があります。もちろん、これらの症状は、その背景にあるのはうつ病ばかりとはいえず、ほかの心の病気についても考える必要があります。
まとめ
子どものうつ病は、大人のような「気分の落ち込み」として分かりやすく現れるとは限りません。表現力が未熟な子どもにとって、心の痛みは「イライラ」や「身体の不調」へと変換されやすいものです。特に、原因不明の腹痛や頭痛を理由に学校へ行きたがらない不登校の背景には、うつ症状が潜んでいるケースも少なくありません。
こうした心の不調には、お母様をはじめとする家族との関係性や、学校での友人トラブル、成績不振といった複雑な要因が絡み合っています。大切なのは、子どもが発する「単純な訴え」の背後にある感情を丁寧に見つめることです。
もちろん、これらの症状はうつ病以外の心の病が原因である可能性もあるため、独断で判断せず、必要に応じて専門機関への相談を検討してください。子どものサインを正しく理解し、適切に寄り添うことが、回復への第一歩となります。
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