更年期はうつになりやすい

生活や家族関係など、環境も大きく変わる時期

更年期の女性の女性は、身体面の変調と同時に人間関係などの変化も重なりがちです。これからの生き方を見直すとともに、うつへの注意が必要な年代といえます。

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女性の更年期について

女性の更年期は、うつに気をつけたい時期のひとつです。イギリスで約6000人の更年期女性を対象に行われた調査によると、80%以上というたいへん高い割合のの女性が、体のほてり、夜間に汗をかく、睡眠障害、膣炎などの身体症状、不安やうつなどの精神症状のいずれかを体験しています。

注意すべき点は、この時期の女性にうつなどの精神的な問題があっても、いわゆる更年期障害のさまざまな身体的な変調に隠されてしまいがちだということです。

身体面のことは、多くの場合、自分でも比較的わかっていますから、この年代の女性を気づかう際には、気分の沈み込みかどや無気力、過度のイライラ、非常に怒りっぽく落ち着きがない、不安感、なにも興味が持てないなど、精神面でこれまでとは違った不安定な状態が出ていないかどうかに目を向けてみることがたいせつです。

この時期はまた、子どもが結婚などで自立していったり、近親者や友人、知人で亡くなる人が続くなど、強い喪失感を味わう体験が重なりがちなときでもあります。

夫はますます仕事に忙しくなり、妻が孤立感を深めたり、将来への不安を感じたりして、夫婦関係が不安定になることもあります。

身体的な不調のうち、たとえばほてりや発汗などは自律神経の失調によるもので、ホルモン補充療法などが効くことがあります。また、アルコール、カフェインや塩分、チョコレートなどの刺激物をひかえる、いろんな種類の炭水化物を少しずつ分けてとる、ビタミンや鉄分の補充、適度な運動など、栄養や運動の面での配慮も更年期障害症状の軽減に役立つといわれます。

うつ症状が強いときには、医師に相談して抗うつ薬などによる治療をしたほうがよいと思います。生活や家族、人間関係などをめぐる環境が大きく変わる時期でもあります。たとえば子どもの自立でも、息子が結婚して出て行ってしまったとさびしく思うのは自然な気持ちですが、これからは子どもにわずらわされずに自由な時間が持てるというのもひとつの考え方です。

いろいろな面から、いまの自分を振り返り、これからの生き方を考え直してみることが、精神面の健康という意味からもたいせつになってきます。

女性の更年期は一般的には40代後半から50代後半を更年期といいますが、妊娠が可能な生殖期〜非生殖期までの移行期間をいうために、実際には個人差があります。

この時期は閉経期にあたるため卵巣ホルモンの分泌状態が変化して月経の異常が起こりやすくなるとともに、精神的・肉体的な違和感が現れやすくなります

男性の更年期について

最近、女性の更年期( メノポーズ)に対して、男性の更年期(アンドロボーズ) という概念が専門家によって提唱されています。

このような考え方が有効かどうかはまだわかっていませんが、身体的にも精神的にもいろいろな変化が起こる年代ではあります。

この年代になると、心筋梗塞や脳血管障害などが増えて、これに伴って知的機能の障害も起き始めてきます。また、男性ホルモンの低下による性機能のおとろえという問題も出てきます。企業で仕事をしていれば、定年退職なども現実的な話題になってきます。同年代の女性と同様に、これからの生き方をじっくりと考え直す時期であるといえそうです。

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