東海道新幹線の「のぼり」で事故が多い理由

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東海道新幹線は、開通以来、大きな専政を起こしていない超安全な鉄道だが、故障による事故はちょくちょくある。この故障による事故、じつは「下り」より「上り」に多いのだが、これはナゼか?
故障の原因でもっとも多いのは、雪である。雪が凍結してパンタグラフを壊したり、車両の下に凍結した雪が溶けてドサッと落ち、そのため線路の砂利が飛んで床下の機器を傷つけたり。
東海道新幹線の豪雪地帯といえば、米原~岐阜羽島あたり。上り電車は、ここを通って浜松、静岡といった暖かい地域に向かうが、このあたりで凍結した雪が溶け出す。すると、先に述べたような事故が多発する。
一方、下り電車は、米原あたりで雪が凍結しても、次の京都は寒いし、新大阪はすぐというわけで、事故が起きないうちに終点に到着してしまう。だから、東海道新幹線の故障事故は「下り」より「上り」に多いのである。

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