ミネラルウォーターによるダイエット

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ヨーロッパでは、ミネラルウォーターを使ったダイエットが一般的です。
フランスの「コントレックス」 にあるテルマリズム・センターでは、「フォルフエ・リーニュ」と名づけられた、ミネラルウォーターによるダイエット治療が実践されています。
「 コントレックス」 の水の特徴は、まず硬度が1500以上という超硬水であること。日本のミネラルウオーターの平均硬度が70前後ですから、この水に含まれるミネラルは日本の水の数十倍にもなります。
そしてこの水には、日本の水にはないサルフェートという物質が、l リットルあたり1100 mg以上も含まれています。このサルフェートには高い利尿効果があり、また血液中の老廃物を排出させ、新陳代謝を高めるはたらきがあると考えられています。現在では、糖尿病の血糖調節に効果があると期待されています。

しかし「コントレックス」を飲めば、あとは何を食べても痩せるというわけではありません。「コントレックス」がダイエット時に果たす役割は2つあります。ひとつは、利尿作用や腸を刺激して排泄を促す効果によって、老廃物を体外に排出し新陳代謝を高めること。もうひとつは、食事制限によって不足するミネラルをノンカロリーで補ってくれるという点です。もちろん、ダイエット時に飲む水は「コントレックス」でなければならない、ということはありません。じつはどんな水にも、ダイエットを助長するはたらきがあるのです。

水を飲むことで胃が膨らみ、胃液の酸度が薄められることは食欲の低下につながります。夏の暑い日に冷たい水をたくさん飲んで、すっかり食欲をなくしてしまった経験は誰にでもあるはずです。
ですから、胃に負担を与えない適度な範囲で水を飲むのは、自然に食欲を抑え、ダイエットに役立ちます。
また、水を飲めば飲むほど尿の排泄が促されますが、これは腎臓の機能が活発になっているということ。その分体内のエネルギー消費量も増えていることになりますから、水を飲むことで労せずして、カロリー消費をしていることになるわけです。
健康維持が目的であれば1日に飲む水の量は1.Lで十分ですが、これからダイエットに取り組もうという人なら、もう少し多め、1日2Lくらいを目標にするといいでしょぅ。特に朝昼晩の食事の時に飲む水の量を増やすのがポイントです。ごはんを口に運ぶたび、おかずを口に入れるたびに水を飲めば食べる速度が落ち、少ない量で満腹感を得ることができます。もちろん、糖分を含んだ清涼飲料やスポーツドリンク類は飲むのを控えましょう。またスナック菓子などの間食はやめて、かわりに水を飲むことで空腹感をカバーしましょう。
2~3週間ほど続けると、体が浄化されていく感じがわかります。こうなると代謝がアップして、体の老廃物が洗い流されたという証拠です。

毎日同じ水ばかり1日2 リットルも飲むのはつらい、という人は、何種類かのミネラルウォーターを飲み分けるというのも賢いやり方です。朝は目覚めるためにキリッとした味の硬水を、食事の時は発泡水を、入浴中は味のバランスのいい中硬水を、といったふうに飲む水を変えれば、すぐに飽きてしまうこともないはずです。

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