1 日1.5 リットルの水を飲むために

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ウォーターローディングの大切さは説明した通りですが、運動選手に1 日1.5~2リットルの水を、少しずつ分けて飲むように指導しています。またフランスのコントレックスやエビアンにある、テルマリズム・センターでも、だいたい1 日1.5 リットルの水を飲むことをすすめています。
こちらでも2L以上の水を飲む習慣の需要性を訴えています。

しかし「毎日毎日、そんなにたくさんの水を飲み続けることができるだろうか?」と考える人は多いことでしょう。1日1.5 リットルといえばあの大きなペットボトル1本分もあるのです。

私個人の経験でいえば、最初は1日1.5リットルの水を飲むということに精神的な負担がありました。
ところが実際にやってみると、それは思っていたよりずっと簡単なことでした。水には、飲むタイミングというものがあります。基本的にはこれさえきちんと守っていれば、1 日1.5リットルくらいは楽に飲むことができるのです。
どんな人でも、1日のうち、体が水を必要としている時が6回はあります。

それは朝起きた時、朝昼晩の食事の時、通勤や通学で歩いた時、そして入浴後です。ジョギングを習慣にしていたりスポーツジムに通っている人ならその運動中、肉体を動かす仕事をしている人ならその合間に、最低、1回は水分補給が必要になります。また夏の暑い時や空気の乾燥している冬場なら、あとl回くらいは補給した方がいいでしょう。
そう考えれば、誰でも毎日6~8 回は水分補給をするタイミングがあるのです。この時に1 回200~250 ミリリットル、つまりコップ1杯程度の水を飲めば、単純計算で合計1.5リットルになります。

それでも、毎日飲み続けるのはつらいという人もいると思います。そういう人はまず最初に、水以外の飲み物の量を少しずつ減らしていくことから始めましょう。私たちは、糖分をたくさん含んだ缶入り清涼飲料はもちろん、コーヒー、紅茶、中国茶、そしてワインやビールに至るまで、多種多様な飲み物に囲まれて生活しています。まず、こうした飲み物のうち、自分の体に不必要と思うものをひとつやめて、そのかわりに水を飲むようにしましょう。
また、食事の時だけは水以外のものを飲まないようにするとか、お風呂上がりには必ず水を飲むといったように、少しずつ習慣づけていくのもいい方法です。
糖分、塩分を控えるのは、効果覿面です。

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