うつ病 症例1「不眠、だるさは危険信号」

最近はストレス社会といわれるほどストレスが蔓延しており、大人から子供までストレス過剰の時代になってしまいました。子供たちの登校拒否や家庭内暴力、また受験戦争などの社会的現象は、家庭の不和や企業戦争といった大人の社会の縮図ともいえます。いずれにせよ、この蔓延したストレスを乗り切らないと情報社会である現代を生き抜いていくことは難しく、そういった意味では、現代は『うつ』の時代なのかもしれません。

40代、50代の中高年といえば、働き盛りの年代です。若い人から、他人としのぎを削ることにも全く違和感がないくらい生活感覚が麻痺していると指摘されたとしても、それが納得できずに受け入れられません。団塊世代の前後も含めた自分たちの青春時代は、周りの人たちと何か同じ事をしていないと落ち着かなかったものです。今の若い人たちは小さな時から個人の考えを大切にする感覚の中で育ち、そういったことが習慣となっていますが、村社会的な集団にうまく適応できない人の場合、中高年でも若い人でも、企業や組織の中から取り残されていきます。

もともと人間関係が器用ではない人は、あるとき、何かのきっかけで『うつ』の状態に陥ります。俗にノイローゼ(神経症)といわれますが、実際には、うつ病と神経症を区別するのはなかなか難しいもので、神経症として治療を始めてもうつ病の姿が見え隠れすることがあります。そして、一定の時間が経過すると、徐々にその病気の状態が浮かびあがってくるのです。

例えば、夜眠れないのに朝も早く目が覚める、わけもなく体がだるい、思考力が鈍って仕事が思うように進まない、こんな症状が出てきて本人の気持ちがますます落ち込んでいくとすれば、これはうつ病の危険も考えられます。ただ、うつ病の治療はとても進歩していて、抗うつ剤は副作用が少なくて効果がみられるものが開発されているといいます。

自分も仕事をしていると気分がうつになることがあるのですが、時が経ち気がつけば、知らないうちに消えているので、この程度ではうつとはいわないと思いますが、人は誰でも、大なり小なりうつ病になる可能性があるのです。

うつ病が生真面目な人間の延長線上にあるものと考えれば、うつとそうではないものとは大差がありません。しかし、うつの場合、日常生活に支障をきたすことが多く、しかも周りの人が善意で励ましてしまうと厄介なことになります。生真面目な人がうつには多いので、励ませばそれに悩み本人はかえって落ち込んでしまい、周囲も混乱することになるので、激励は禁物です。

自分の浅い経験でも、うつ病の人との交流にはとても気をつかいます。繊細な心を持ち、他人を決して傷つけないようにする言動には、親しみが持てます。うつの病態を理解していれば、怖がらずに済むし余計な心配をすることもありません。こういったことがわかってきたのは、自分の周りにうつの人が増えてきて、それなりのつき合いをしていくうちに教えられることも多く、冷静な目で見られるようになったからです。うつに対しては専門的な知識が要求されますが、よく観察していれば、それほど難しいものではないのです。

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