血圧がコントロールできない糖尿病は危険

高血圧症の中に、「治療抵抗性高血圧」という薬の効かない高血圧があります。これは日本高血圧学会の近年のトピックで「利尿剤を含む3剤を使っても良好なコントロールを得ない高血圧」のことをいいます。

実は、この治療抵抗性高血圧、高血圧症患者の20〜30% は該当するといわれています。日本の高血圧症患者は推定約4000万人で、治療を受けている人は約800万人程度です。治療を受けていても200万人くらいは治療抵抗性高血圧であり、治療を受けていない人も加えると、おそらく300万〜500万人くらいは、この治療抵抗性高血圧に該当する可能性があります。

もっとも、「私はいつも血圧は150くらいで低めです」なんてトボケたことを言っている人が世の中にはあふれていますので、あまり細かくうるさいことを言っても始まらないのですが、この治療抵抗性高血圧と糖尿病が合併すると、ことが面倒です。

糖尿病は、ただでさえ動脈硬化が速く進みます。そこで糖尿病の人は、日常の血圧を130/80mmHg未満に調節することが、ガイドラインでも推奨されています。高血糖でただでさえ血管に傷がつきやすいところへ持ってきて、高血圧に血管がさらされると、ひとたまりもありません。

ところが、糖尿病と高血圧症はよくある組み合わせで、しかもなかなか手強い高血圧症が多いのです。そのとき、必ず試してみることがあります。1つは、「MR レセプターブロッカー」、「アルダクトンA」や「セララ」といった利尿剤を使ってみること。もう一つはSAS(睡眠時無呼吸症候群)を疑うことです。この2ちが当たると、薬の量が半分くらいに減るほど劇的な改善結果を示すこともあります。

全く薬で下がる気配すらなかったのに発酵黒豆エキスで一気に下がる場合もあって健康食品も馬鹿にできないのが本音です。