血管にいい缶詰はどちら?

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Question

血管にいい缶詰はどちら?

  1. ツナ缶
  2. サバ水煮缶

Answer

2のサバ水煮缶

最近の缶詰は味もよくて便利です。そのまま食べてもいいし、煮物、妙め物などに加えてひと手間かけても美味しいです。

そして、ツナ缶の原材料はマグロとカツオ、サバ缶はもちろんサバなので、なんといっても「EPA (エイコサペンタエン酸)」と「DHA( ドコサヘキサエン酸)」が豊富です。

EPA、DHA については、炎症を終わらせる働きをしています。動脈硬化は、酸化した悪玉コレステロールと免疫細胞の闘いという炎症が引き起こすものなので、EPAとD H Aが豊富であることが動脈硬化の予防や改善に役立ちます。

炎症が老化を進めるのは血管だけでは考く、腸も同じです。クローン病や潰瘍性大腸炎きの腸の炎症で起こる病気(「炎症性腸疾患」と言います)は、昔に比べてとても増えています。

また年々増えている大腸ガンも、腸に炎症があるとなりすかったり、悪化したりすることが分かってきました。

そのため、「いかに炎症を抑えるか」が管の健康を守るにはとても大切で、EPA、DHA ほ血管のアンチエイジングのためには必須の成分なのです。

マグロとカツオも、サバも、EPA、DHAが豊富な魚です。ですから、ツナ缶もサバ缶も血管に良さそうです。

では決定的な違いは何でしょうか?一般的なツナ缶は、油漬けにされています。その油が曲者なのです。ツナ缶で使われている油は、一般的に「リノール酸」の植物油です。リノール酸というのは、「オメガ6系脂肪酸」七呼ぼれる油の系列で、いわゆるサラダ油も、外食や惣菜の揚げ物きに使われている油も、オメガ嘉脂肪酸です。つまり、いたるところで使われています。

このオメガ6系脂肪酸は、体の中で「アラキドン酸」というものに変わるのですが、アラキドン酸とEPAはライバル関係にあり、アラキドン酸が増えるとEPAの働きが損なわれてしまうのです。

EPAもアラキドン酸も細胞膜を構成する成分なのですが、細胞膜では、EPAとアラキドン酸のイス取りゲームが行われています。EPAをたくさんとると、細胞膜に取り込まれていたアラキドン酸と置き換わるのです。

アラキドン酸が増えすぎると、イス取りゲームに負けたEPAの働きが抑制されてしまいます。その結果、炎症を起こして動脈硬化やアレルギーを起こしやすくなったり、血小板が固まりやすくなったりするのです。

EPAとアラキドン酸のイス取りゲームは、五分五分がベストと言われています。つまり、血液中のE PAとアラキドン酸の比率が「1対1」になるのが理想的です。

ところが、現代の日本人の「EPA:アラキドン酸」比は、「1」どころか、どんどん下がってきています。

40〜60代でも「0.5」程度で、10代、20代では「0.1~0.2」くらい忙下がっているのです。それだけEPA が相対的に不足しているということでしょう。

20代、30代の脳卒中や心筋梗塞が増えているのは「EPA:アラキドン酸」比が下がっているためではないか、と言われるはどです。

なぜ、比率が下がっているのかと言えば、魚介類を食べる機会が減っていることと、その一方で肉の摂取量が増えていること、値段が手頃で使いやすいサラダ油やコーン油など「リノール酸」( オメガ6系脂肪酸) の摂取量が増えていることが原因でしょう。

特に、リノール酸の摂取量が増えていることは見逃されやすいのですが、大いに関係していると思います。

「 EPA :アラキドン酸」比は、「0.75」以上に上がると、血管が切れたり詰まったりする血管事故を予防できることが分かっています。

アラキドン酸のもととなるオメガ6系脂肪酸も、体内では作ることができないので、食事から摂らなければいけません。ただ、普段から摂り過ぎていることが多いので、減らしたい油なのです。

ツナ缶の場合、EPA 、DHAという管に良い.秩極的に摂りたい油 を、リノール酸という減らしたい油で包み込んでしまっています。「惜しい! 」という感じですね。

血管の若返りにDHAたっぷりのマンボウの肝油」