血管によりよいうどんは?

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Question

血管によりよいうどんは?

  1. かけうどん
  2. 冷やしうどん

Answer

2.冷やしうどん

かけうどん」と「冷やしうどん」。温かいうどんがいいのか、冷たいうどんがいいのかという違いです。

「夏は冷やしうどん、冬はかけうどん! 」といった声が聞こえてきそうです。

あるいは、「冷たいものは体を冷やすというから、かけうどんの方が良いのでは? 」という人もいるかもしれません。確かに「冷たい食べ物はお腹を冷やす」とよく耳にします。

でも、温かいほうがいいものばかりではないのです。炭水化物は、温めて食べるよりも、冷やして食べるはうがおすすめです。

通常、炭水化物は、糖分として血管に吸収されます。うどんは、ど飯やパンと同じょうに主にデンプンでできているので、体内ではブドウ糖に変わって吸収されます。そうすると、食べた直後に血糖値が上がり、血管に悪違後高血糖を引き起こしてしまうのです。

すい臓が「インスリン」というホルモンを分泌して血糖値を下 げてくれるのが、血糖が上がったり下がったりするのも、血管に余計を負担がかかって良くありません。また、余分なブドウ糖は脂肪細胞に蓄えられて内臓脂肪になってしまいます。

内臓脂肪が増えると、動脈硬化の原因になります。ところが、一度、熱を加えられたあとで冷やされたデンプンは、一部が「レジスタントスターチ」というものに変わるのです。レジスタントスターチは、体内で水溶性食物繊維と同じょうな働きをしてくれます。

つまりは、食べても血糖値を上げない 、消化されにくいので大腸まで届いて善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えてくれる。控えるべき炭水化物が、冷やすだけで血管にやさしい存在に様変わりするのです。

おもしろいですよね。しかも、「冷やして食べる」と言っても、キンキンに冷やして食べなければいけないわけではありません。4〜5度程度に冷やすと最もレジスタントスターチが増えると言われていますが、一度冷やしたものを常温に戻してもレジスタントスターチの量はあまり変わらないようです。

ただ、60〜70度以上になると、再び元の炭水化物に戻ってしまうので、温めなおすのはダメ。ところで、この話は、うどんだけではなく、もちろんど飯やパン、そのほかの麺類でも同じです。

血管を悪くする食後高血糖を防ぐという意味で、「プチ糖質制限」をすすめています。糖尿病の治療は別として、一般の人は主食やお菓子類などの糖質をゼロにする必要はないでしょう。ご飯を半分にするとか、夕食だけ炭水化物を抜くとか、少しだけ制限するのが、私がすすめる「プチ糖質制限」です。

ただ、r今日は炭水化物を食べたい! L と思う日もあるかもしれません。そういうときには、冷蔵庫で冷やしてから常温に戻して食べてはどうでしょうか。レジスタントスターチが一番増える4〜5度というのは、ちょうど冷蔵庫の温度と同じくらいです。あるいは、コンビニでご飯ものを買うとき、「温めますか? 」と聞かれますよね。そのときに、「はい、お願いします」と言いそうになるのをぐっとこらえて、「いいえ、結構です」とお断りする。それだけで、じつは腸と血管を守っていることになります。