野菜炒めのとき タマネギ は水にさらす ? さらす ?さらさない ? どちらでしょうか?答えは、さらさない が正解です。
Question
野菜炒めのときタマネギは水にさらす?
- さらす
- さらさない
Answer
2のさらさない
タマネギは腸にも血管にもいいということです。また、タマネギにはオリゴ糖も含まれています。タマネギが血管にいい理由をおさらいしましょう。
- 強い抗酸化力のあるケルセチンが含まれている
- ケルセチンが血管をしなやかに開いて血圧を下げてくれる
- オリゴ糖が腸内で善玉菌のエサになる
タマネギは、やっぱり腸にも血管にもいい食品です。しかも、いろいろな食品との相性もいいのて 料理にも使いやすいとても優秀な食材です。
ところで、妙め物にタマネギを入れるとき、水にさらしてから使いま すか? 「水にさらしたほううが辛みがとれておいしい」と言われることがありますが、栄 養という点で言えば、水にさらさずにそのまま使うほうがおすすめです。
なぜなら、抗酸化物質のケルセチンは水溶性なので、水にさらすと流れ出てしまうから。 もったいないのです。
タマネギの持っている効果を最大限に活かそうと思ったら、水にさらさずそのまま使う ことをおすすめします。
ところで、タマネギの皮はむきますか? おそらくみなさん、茶色い部分はむいて捨て てしまうはずです。
でも、じつはケルセチンが一番たくさん含まれているのは、皮の部分なのです。 タマネギの皮を乾燥して粉末状にした製品、見かけたことはありませんか? 調味料と して料理に混ぜたり、お湯に混ぜてタマネギ茶として飲むものとして市販されています。
なぜタマネギの「皮」を粉末にしているのかというと、ケルセチンが多いからなのです。ただ、ふだん料理に使うときには、やっぱり皮をむいて使うのが普通です。でも、ちょっとした手間をかけることで、中身のケルセチンを増やすことができます。それは、皮をむいた状態で日光に当てるということ。たったそれだけで、1 週間ほどでケルセチンの量は 4 ~ 5 倍に増加します。太陽の光から細胞を守ろうとしているのでしょう。
しかも、一度増えたケルセチンはその後減ることはありません。ただし、あまりに長く日にさらしているとタマネギが乾燥してしまうので、1 週間ほど陽に干したら、冷蔵庫に入れていただいて構いません。
タマネギを買ったら、まず皮をむいて1週間はど日に干す。そしていざ料理をするときには水にさらさずそのまま使う。これでケルセチンのパワーが全開になります。