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味噌汁に加えると血管によいのはどっち ? チーズ ? ヨーグルト ? どちらでしょうか?答えは「チーズ」です。

Question

味噌汁に加えると血管によいのはどっち?

  1. チーズ
  2. ヨーグルト

Answer

1 のチーズ

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「味噌汁に入れるならどっち? 」の選択肢として「チーズかヨーグルト」というのはちょっとイメージにしくいかもしれません。「どっちも、ちょっと...」と思う人が多いのはわかります。

味噌もチーズもヨーグルトも、発酵食品です。食べ物が発酵すると、微生物の働きによって栄養素やその機能が変化し、いろいろな効果が生まれます。何より腸内フローラを整えてくれます。

ちなみに チーズの効果をアップをさせる食材はこちら。

また、紹介した「ラクトトリベプチド(LTP )」も入っているので、血圧を下げたり、血管を守ってくれる働もあります。というわけで、「味噌汁にチーズ」も「味噌汁にヨーグルト」も、どちらも血管に良さそうです。

今回のポイントは、「組み合わせることで、よりメリットがあるのはどっちか? 」です。

まず、「味噌とチーズ」は、発酵食品でラクトトリペプチドが入っていることのほか、もう1つ共通点があります。それは、塩分が気になること。「塩分のとりすぎは良くない」と、昔からよく言われています。

血管の健康には、塩分のとりすぎはやっばり良くありません。塩分をとりすぎると、血液中のナトリウムが増えるので、ナトリウム濃度を一定に保とうとする機能が働いて、水分が増えます。私たちの体は本当によくできていて、ナトリウム濃度を戻すために、水分を増やして薄めてくれるのです。

ただ、水分が増えるということは血液の量が増えるので、血圧が上がってしまう。高血圧は血管を老けさせる要因の1つです。だからやっぱり塩分のとりすぎは良くありません。なかには、塩分の高い食事をしているけれど血圧は高くないという人もいるでしょう。

そういう人は、もともと塩分に対する耐性が強く高血圧になりにくい、ありがたい体質を親から受け継いだのだと思います。

でも、過信してはいけません。最近の研究で、そういう体質の人も、塩分の多い食事を続けていると、塩分に反応しやすい体質に変わってしまうことが分かってきました。

というわけで、血管を守るには減塩を意識する必要があります。「だったら『味噌汁にチーズ』だと、ダブルで塩分をとることになって良くないのでは? 」そう思ったかもしれませんが、一緒にとることで減塩することができるのです。

というのは、チーズの塩っけで、味噌をいつもよりも少なくすることができます。味噌もチーズも血管に良い食品ですが、それぞれ別に食べると、ついつい塩分過剰になりがちです。

チーズを単独で食べるときにさすがに「ひとかけら」というわけにはいきません。

どうしたってある程度の大きさは食べたくなるものですが、味噌汁に入れることで、小さくてもOKと思えるものです。これによって減塩できて、デメリットがなくなるのです。しかも、味噌よりもチーズのほうがラクトトリベプチドが多く入っているので、同じ塩分でより多くのラクトトリベプチドをとることができます。

一方、ヨーグルトはと言えば、塩分は入っていないので、味噌汁に入れるメリットはありません。それにヨーグルトはヨーグルトだけで食べたはうがおいしいでしょう?

ちなみに、「味噌汁にチーズ」は、味も保証します。温かいお味噌汁に入れると少し溶けて、豆腐に似ています。一緒に抗酸化力のあるタマネギも加えるとさらにいいでしょう。

たまねぎによい成分をとりたいなら タマネギ茶 もおすすめです。