「手もみ」で血行を良くし、寝つきを良くする

睡眠の質を高めたり、寝つきをよくするには入浴がよいといいましたが、体調が悪くて入浴できなかった日には、「手もみ」がおすすめです。これをすると血行が良くなり、体の表面の温度が上がります。

指と手のひらを優しくもむ

手もみのやり方は簡単です。両手の指と手のひらをまんべんなく全体的に優しくもむだけでOK。時間でいうと1分くらいです。手だけでなく、足が冷える人は足の指と裏を同じようにもみましょう。

手や足をもみほぐすと、血管の内側から一酸化窒素が出てきて血管が拡張し、血液の流れが良くなります。もみ始めてしばらくすると手足が温かくなってくるのを感じるでしょう。これが放熱が始まったサインで、眠りの準備が整ったことがわかります。体内の熱が外へ放出されることで、体の内面では逆に体温が下がります。そうすると、いつのまにか心地よい眠りへと誘われるのです。

手もみで寝つきが良くなるのは、実は、体の表面の温度が上がるからではなく、体の内部の温度が下がることが理由です。

特に女性は冷えで悩んでいる人も多いと思いますが、冷え症の人が寝つきが悪いのは、体の表面の温度が低いからではなくて体の内部の温度がじゅうぶんに下がらないのが原因なのです。こういった場合には、なおさら手もみが効果的といえます。

緊張する場面にも手もみが有効?!

たとえば初対面の人やちょっと苦手な人に会うときなどは緊張するものですが、こういった場面でも手もみは効きます。手もみをおこなうことで、必要以上に緊張することはなくなるでしょう。

緊張している状態というのは、つまり、ストレスが強くかかっている状態です。私たちの体はストレスがかかると手や足の末梢神経が収縮し血液の循環が悪くなりますが、手もみがそれを改善します。手をもむことで心を落ち着かせるのは、医学的にも合理的な行動のようです。