このまま正常な社会生活が送らなくなると不安だったうつが蒸し生姜で改善

職場の人事異動で不慣れな職種に就くことになって以来、うつ病になってしまいました。周囲に気を遣いながら、早く仕事を覚えようと焦ったことがストレスになり、自分の精神を圧迫してしまったのが原因のようです。

日曜日の夜になると「明日は会社だ」という思いがのしかかってきて、さっぱり眠れません。仕事を休みたい誘惑に負けてしまうと、2日、3 日と休みが続いてしまいます。

このままでは社会生活が送れなくなってしまうと、心療内科にも通いましたが、明らかに私よりも病状が進んでいる人たちのいる待合室で座っていると、かえって病気が悪くなるような気がしてしまいます。

気分転換をすれば治るかと、温泉に行ったり、観光地に行ってみたりしましたが、家に帰ってくると気分がふさいでいくのが自分でもよくわかります。食べて気を紛らわそうとするので、いつのまにか体重も増え、65キロだった標準体重が、あっという間に80キロ近くになってしまいました。お風呂で自分の体を見ると、いかにも不健康な感じで白く、ぶよぶよしています。

このままではまずいと思ったのか、ある日、上 司の家に呼ばれました。お説教されるかと覚悟して行ったのですが、大きなマグカップにたっぷり入った飲み物を出されました。飲もうと思ってカップを顔に近づけてみると、生姜の香りがします。

蒸し生姜というものを入れた生姜紅茶だとのことでした。

蒸し生姜 http://memodiary.wp.xdomain.jp/archives/463

ひと口飲むと、口の中いっぱいにさわやかな辛みがひろがり、その刺激が頭を突き抜けていきます。いままでもやがかかっていたようだった私の頭に、高の旋風が吹き抜けたようでした。「ああ、これは気持ちいいー!」。私はたちまち飲み干してしまい、立て続けに3杯の生姜紅茶を飲んでしまいました。ビール以外の飲み物を、こんなペースで飲んだのは生まれて初めてのことです。

上司の説明によると、この蒸し生姜を使った紅茶は、上司のお母さんが飲ませてくれたものだそうです。以前、上司も私と同じ状態になり、このままではうつ病で入院しなくではならないと悩んでいました。その状況を心配したお母さんが、知人から開いて実行したのがこの飲み物なのだそうです。

上司が治ったのなら、私にも効くかもしれない。実際、さっき飲んだ感じはすごくよかった。そう思って私は、上司に作り方を聞きました。蒸し生姜は漢方薬の材料を扱っている店で「乾姜」といえば手に入るそうですが、自分でもかんたんに作れるので、自宅で作ったほうがいいといわれました。

さっそく帰ってから家内と相談し、蒸し生姜作りをスタートさせました。同時にインターネットなどで蒸し生姜や生姜全般についての知識を蓄えます。蒸し生姜作りのほうは、不器用な私が包丁を持つのが怖いと、家内が引き受けてくれました。

私の調べた範囲では、蒸して加熱することによって、生姜の有効成分の割合が変化し、体を温める効果が倍加することがわかりました。そして体を温めることにより、血行を改善させて脳の働きを活性化します。それがうつ病に効くのでしょう。蒸した後で乾燥させるのは、冷蔵庫のなかった時代に保存性を高めるためだと思います。実際、乾燥させると粉にしたり細かくしたりでき、応用範囲が広がります。

この蒸し生姜で作った生姜紅茶は、それ以来私の愛用ドリンクとなりました。家内に保温水筒を買ってもらい、会社でもお茶代わりに飲んでいます。すると、2週間ほどで気分が前向きに落ち着いてきました。嬉しいことに、仕事のアイデアもどんどん湧いてきます。体重は1 カ月に1 キロの割合で減少し、無理なく元の体型に戻っていくようです。