パソコンを長時問使うと毛様体の筋肉が疲れピントが合わなくなる
目以外にも耳・舌・手など、さまざまな感覚器官を持っています。その中で、外部からの情報の8割以上は、視覚から得ているといわれています。したがって、目は負担が大きく、常に疲れやすい状態にあるといえるのです。その上、現代人はパソコンやテレビ、ゲーム、スマホなど、近距離で画面を見続ける時間が長くなっています。
パソコンが本格普及しはじめた20年前に比べれば、比較にならないほど目を酷使しているといわざるを得ません。目に入ってくる画像は、まず「水晶体」というレンズを通ります。
このとき、水晶体の厚さを「毛様体」と呼ばれる部分の筋肉(毛様体筋)が調節して、ピントを合わせます。ところが、パソコンやゲームを長時間使って目を酷使すると、毛様体はストレスがたまって疲れてしまい、ピントを調節できなくなります。
ピントが慢性的に合わなくなった状態が「近視」です。近くの物を長い時間見て目を酷使している現代人は、毛様体に疲れをためないようにすることがとても重要です。
実は、毛様体の疲労回復に役立つ大変優れた食品があるのです。疲れ目・近視・老眼に有効な成分が豊富なことで注目されている、黒豆の皮です。皮を含めた黒豆の薬効は、古代中国の伝説の聖人・神農が著したと伝えられている『神農本草経』や薬学書『本草綱目』にも記載されています。特に『本草綱目』では、食後に黒豆を現在の単位にして20グラム程度煎じて飲めば、効果があると記されています。
黒豆の皮に含まれる色素は抗酸化力が強く毛様体の疲れを取る
黒豆の皮の目に対する効果を、現代医学の立場から説明してみましょう。黒豆には、血液をサラサラにして血流をよくする成分が含まれています。それが、皮の部分に含まれているアントシアニンという色素です。里豆のアントシアニンには、にシアニジンと呼ばれる種類の色素が多く含まれています。シアニジンを十分にとれば、中国では、昔から黒豆の薬効が知られていた身の血流がよくなります。
特に、非常に細い血管が集まっている目では、血流が一段と促進されます。シアニジンは、抗酸化作用や、それに伴う血流改善によって、衰えた毛様体を回復させます。その結果、疲れ目・ピント調節力・視力低下を改善するのです。
また、網膜に映った画像を脳に伝える役割を果たしているのが、視神経です。シアニジンの作用によって、視神経の働きもアップします。
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