体の脂肪を排出し高血圧、動脈硬化を改善する大根スープ

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焼き魚や肉などを食べるときに、付け合わせにしばしば大根を用います。大根には消化酵素が含まれていますから、魚や肉のたんばく質の消化分解を助けてくれるわけです。
また、食あたりなどが生じたとき、手当ての一つとして、どんぶり一杯の大根おろしを食べさせることがあります。これは、大根の持っている抗炎症作用を期待し、活用したものと考えていいでしょう。
このように、昔から食品に備わっている特性を生かして、さまざまな健康効果を引き出してきました。

今回、マクロビオティック(日本の伝統食が基本の玄米を中心にした食事法) 料理研究家の先生によって、切り干し大根スープと大根:ンジンスープという、2つの大根スープが紹介されています。切り干し大根スープは、主にダイエットに役立つとされ、大根ニンジンスープは便秘の特効薬上されています。

ここでは、マクロビオティックの立場から、あるいは、栄養学的な見地から、2つのスープを検討したいと思います。マクロビオティックでは、食物を、陰と陽の2つの性質に振り分けます。
陰性の食品は、遠心力で拡散する力を持っています。色でいあいえば、白、青、藍、紫など。温度では冷寒。乾湿では湿に分類されます。一方、陽性の食品は、求心力があり、引き締める力を持ってだいだいいます。色でいえば、黄、橙、赤。温度では温暖、乾湿では乾に振り分けられています。

大根は、生のままでは陰性の食べ物ですが、これが日を浴びて干されると、陽性となります。陽には引き締める力がありますから、切り干し大根は、これによって、体の細胞を引き締める働きがあると考えられます。加えて、切り干し大根には、体の中の古い脂肪を排出させる働きがあります。

これら2つの働きの相乗作用で脂肪をへらし、体をスリムにする効果が生まれていると考えられます。また、干すことで各種ビタミンや鉄分、カルシウムなどのミニつそしよスノしようネラルもふえるので、骨粗繋症のかた、貧血のかたにも、切り干し大根は勧められるのです。さらに、私は、高血圧の患者さんに大根を勧めることがあります。この場合、がっしりした体型で、肉食がなかなかやめられないといった男性には、大根をそのまま食べてもらいます。

一方、冷えの強い女性には、切り干し大根をお勧めします。このように体型や体質によって、使い分ける方法もあります。切り干し大根の、体内の古い脂肪を排出する効果で、体内の余計な脂肪が排出されれば、それが総コレステロール値を低下させることもあるでしょう。そのことで、動脈硬化が改善したり、高血圧の数億が低下したりといった効果も期待できます。
一方、大根ニンジンスープは便秘の特効薬とされていますが、なぜでしょうか。
一つには、大根やニンジンに含まれる食物繊維の働きがあるでしょう。ビタミン類の働きもあります。さらに、大根やニンジンに含まれる酵素の働きも考えられます。さらに、このスープには梅干しが使われています。梅干し自体は陽の食品で、疲労回復を進め、血液をきれいにしたり、便通をつける効果があります。

私が指導している断食会では、断食後に梅干しを多量に(8個くらい)合艮べてもらいます。これによって、腸の動きが活発になり、宿便の排出が促されることが多いのです。
いずれにしても、この大根ニンジンスープは、そこに組み合わされている食品の絶妙な配合の効果によって、便通を促していると考えられるでしょう。
また、先生は切り干し大根スープを花粉症の患者さんに勧めて、大きな効果を上げているそうです。切り干し大根スープを常飲していると、腸内環境が整ってきます。また、肝機能も高まります。これらの効果によって、花粉症などのアレルギー疾患にいい影響が現れるのではないでしょうか。