ストレスに負けない体のための栄養素を摂る

まずは、ストレスと睡眠の基本的な関係について見てみましょう。生理学的に見ると、ストレスによって体内には乳酸が発生します。この乳酸には、眠りを促すカルシウムの活動を阻むだけでなく、睡眠と関係の深いメラトニンなどのホルモンの分泌を乱し、眠れにくくしたり、睡眠のリズムを乱したりする作用があります。不眠の原因物質です。
乳酸は本来、激しい筋肉運動などによって体内に生じるもので、「疲労物質」として知られている物質ですから「ストレス」となって当然です。つまり、ストレスは、ハードな運動をした後と同じくらい劇的に人の体に悪影響を与えてしまうものなのです。
ストレスが快眠を妨げることもわかります。しかし、ストレスから逃れることはほぼ不可能です。そこで、ストレスに対抗し、ストレスに負けない体をつくるために、まずは食べ物、飲み物について意識してみるといいでしょう。
ストレスにさらされると、脳は正常に働いていない状態になります。脳を活発に働かせ正常化させるためには、活動のエネルギー源となるブトウ糖が必要となります。
手軽に糖分を摂取できるのは、「ジュース」です。成分表示にブドウ糖と明記してあることからも最も手軽に糖分を補給することができます。

また、ストレスにさらされると人間の体内には活性酸素が生成されます。活性酸素は心筋梗塞や脳卒中、老化などを引き起こす原因物質です。対抗策としては、抗酸化作用を持つ栄養素、ビタミンC、ビタミンE、βカロチンなどを摂取するのがより効果的です。
ビタミンEは大豆、アーモンド、ウナギなどに、βカロチンは、ほうれん草、にんじん、小松菜などに多く含まれます。ビタミンCは、果物に多く含まれます。ビタミンCは、熱に弱いので、果物などで摂るのがおすすめです。
レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の果物は、疲労回復に役立つクエン酸も含み、一石二鳥です。旬の果物を食べるようにすれば、摂取したい栄養素もしっかり摂取することができます。いずれも、バランスのいい食生活をしていれば、きちんと摂取できる栄養素です。最近は、サプリメント(栄養補助食品) でこれらの栄養を効率的に摂取することもできるので、検討してもいいでしょう。特にビタミンCは、ストレス軽減に特に有効ですので、意識して摂取することが大切です。