活性酸素は、酸素の電子構造が変化して酸化力が強くなったもの。いわば暴れ者の酸素です。体内に入った細菌などの外敵をやっつける役目もしますが、発生が多すぎると、細胞や遺伝子などを酸化して傷つけ、さまざまな病気の原因になります。
たとえば、ガン、脳卒中、狭心症、さらには、シミやシワの発生にもからむといわれます。活性酸素が発生するのは、食べ物をエネルギーに変えるとき、大気汚染物質を吸い込んだとき、また、喫煙、飲酒、ストレス、紫外線、電磁波なども原因になります。
そして、食品添加物、農薬、抗菌性物質、ダイオキシンなどが体に入ったときにも発生します。食品添加物はどれも活性酸素発生の原因になりますが、有害度の大きい添加物ほど、発生量も多くなると考えられます。
お酒は、適量であれば緊張をほぐしたり、ストレスを和らげるのに役立ちます。これは百薬の長と言われる所以でしょう。しかし、飲み過ぎてしまうようであれば最初から一滴も飲まないほうがいいでしょう。
糖尿病血糖のコントロールができており、落ち着いているのであれば、適量のお酒を楽しめます。ただし、アルコールには食欲を増進させる作用があるので、食事療法に支障を来さないように注意が必要です。
何度もいいますが、お酒の量を自制できないのなら、飲酒は控えるほうが無難です。お酒にも食べ物と同様にエネルギーがありますが、ビタミンなどの栄養素はほとんど含まれないため、決して食事の代わりにはなりません。
また、お酒には一時的に血糖値を下げる効果があるため、食事をとらずにお酒だけを飲んでいると低血糖を起こすことがあるので、注意してください。
次にたばこのことですが、禁煙すると、食べ物をおいしく感じるようになって食が進むため、体重が増えがちです。それを気にして喫煙を続ける人もいるようですが、たばこは、発がん物質をはじめ多くの有害な物質を含んでいますし、血管を収縮させて血流障害を起こします。
糖尿病に喫煙が重なると、糖尿病の合併症である「動脈硬化」を、いっそう促進させることになります。合併症を防ぐためにも、喫煙はやめるべきです。
糖尿病と診断され、なおかつ血圧が高いようであればやっぱり
すぐに禁煙をおこなったほうがいいでしょう。
個人差はありますが、実際男性であれば誰でも加齢によりEDの症状はでてきます。これは、末梢の細い血管や神経などに障害が起こってくるためと考えられています。糖尿病は、全身の血管や神経を障害する病気で、
EDは「糖尿病神経障害」の症状の1つでもあります。そのため、糖尿病の患者さんのなかには、EDを気にする人も少なくありません。
しかし、血糖コントロールが良好ならば、性機能を健康な人と同様に保つことは可能です。血糖コントロールに努めていてもE D の症状が現れた場合、薬を使う方法もあります。
最近は、「PDE5阻害薬」の使用など、さまざまな方法が開発されています。いずれも、経口血糖降下薬との併用には問題がないとされ、安全に使うことができます。
ただし、PDE5阻害薬と、狭心症などの治療に使われる「硝酸薬(ニトログリセリンなど)」を併用すると、過度の血圧低下を起こす危険性があるため、硝酸薬を使っている人は使用できません。
お子さんに糖尿病があっても、血糖が良好にコントロールされていれば、体育の授業はもちろん、野球やサッカーなどのクラブ活動にも参加することができます。
プロスポーツの世界でも、糖尿病をもちながら活躍している選手が数多くいらっしゃいます。例えば、プロ野球の読売ジャイアンツなどでかつて投手として活躍した新浦壽夫さんは、「1型糖尿病」で、現役当時からインスリン療法を行っていました。野球以外に、ゴルフやバスケットボールなどでも、糖尿病をもちながらプロとして活躍している選手がいらっしやいます。
学校のなかで特別視されることを嫌がるお子さんもいるでしょう。また、糖尿病ということでいじめにあう可能性がないとは言いきれません。
通学している学校の状況などにもよりますが、気がかりなことがあれば、お子さんの希望を聞いたり、担当医などと相談なさるとよいと思います。
低血糖に関しては、予防と対処のしかたをお子さん自身が身につけているなら、あまり気にしなくてもよいと思います。理解が十分でない場合は、担当医と相談しながら、対処のしかたを教えてあげてください。
また、インスリンの注射や血糖自己測定ができる環境を、学校内に確保することも大事です。そのためにも、担任の教師や養護教諭などを交えて、よく話し合っておく必要があります。糖尿病がある子どもと接した経験がない、小学校や中学校の教師も多いようです。まずは、糖尿病のことや、治療などについてよく説明して、病気を正しく理解してもらいましょう。
仕事によっては、食事の時間が不規則になったり、接待などで会食の機会が多いために、血糖コントロールがうまくいかない場合があります。
例えば、「経口血糖降下薬」や「インスリン製剤」を使っている場合、食事をとる時間が遅れると、「低血糖を起こす危険性があります。
また、ついお酒を飲みすぎたり、料理を食べすぎたりして、血糖コントロールが乱れてしまうこともあるでしょう。自分の糖尿病について職場に知らせるかどうかは、プライバシーの問題なので、最終的には患者さん自身が判断すべきことです。ただ、血糖コントロールに支障を来すような場合は、あらかじめ上司や同僚に伝えておいたほうが、治療への理解が得られ、職場の人間関係も良好に保てるのではないかと思います。
しかし、すべての職場でそのような理解が得られるとは限りません。知らせたことでかえって人間関係が悪化したり、昇進や昇給などに影響することもないとはいえません。
そうした不利益を避けるためにも、職場の様子などをよく考えたうえで、糖尿病のことを話すかどうかを決められてはいかがでしょうか。
高血糖は、体内に侵入した細菌やウィルスなどを排除する「免疫」の力を弱めるため、糖尿病があると感染症が起こりやすく、いったん起こると重症化しやすくなります。
- 呼吸法「かぜ」「気管支炎」「肺炎」などがあります。こまめにうがいをすることで、ある程度は予防できますが、気になる症状があったら早めに受診してください。インフルエンザの本格的な流行の前にワクチンの接種を受けておくのもよいでしょう。
- 泌尿器「膀胱炎」「腎盂腎炎」などがあります。泌尿器の感染症を予防するためには、まずは尿意を我慢しないことが大切です。そして、ふだんから陰部を清潔に保つことを心がけてください。
- 皮膚真菌(かび)」に感染し、「水虫」や「カンジダ症」を起こしやすくなります。真菌の感染を防ぐには、体を清潔にしておくことが大事です。
また、「糖尿病神経障害(」があると皮膚の感覚が鈍くなるので、足の裏や足の指と指の問などに異常がないか、こまめに足をチェックする習慣をつけましょう。
ダイエットを本格的に行うとしてまずはどんなサプリを選ぶでしょうか?美しく健康的にやせようと思ったらまずは「αリポ酸」「コエンザイムQ10」を選ぶはずです。または、最初から両方を使う人もいるでしょう。
教科書どおりに使用するならまずは、コエンザイムQ10、あまり効果が感じられなかったらαリポ酸も。といった感じでしょうか?
現在一般的に市販されているコエンザイムQ10の多くは、空気中で安定した状態を保つために酸化型のものとなっています。しかし体内で活性を発揮するQ10は還元型。
コエンザイムQ10 には、酸化型と還元型があり、体内で活性を示すのは還元型であることがわかってきました。
一般的なサプリメントなどの形で摂取された酸化型のQ10も、吸収される際に還元され、体内では還元された状態で存在している。それらが肝臓に蓄えられたあと、血中に放出され、そこで酸化ストレスにさらされて酸化型になり、再び肝臓で還元されるという動的平衡が、人間の体内では保たれているのです。
活性酸素によって作られたラジカルを消したり、抗酸化物質であるビタミンE を再生したりするQ10のユニークな抗酸化活性や、生体内のエネルギー源として重要な役割を果たすATP の生合ふかつ成を賦活化するQ10の働きについて、その重要性を力説した。
ATPの合成を盛んにするQ10が働き、体内にATPが豊富にある状態になると、全身の機能が活性化されます。心機能改善、血圧コントロール改善、血糖コントロール改善、疲労改善、精神ストレスの改善、咀嚼機能改善など、Q 10の摂取によって期待される作用は、もともと生体が持っているそうした機能が、ATPによってきちんと機能するようにしてやることで起こるのではないかと考えています。
加齢、あるいは糖尿病、高血圧などの病気によってQ 10の還元能力は低下します。そして体内のQ 10の酸化型の割合が高まると、疲れが取れにくくなり、体の不調が現れてきます。
コエンザイムQ10(CoQ10)はこんな人に向いている