食品添加物まみれの食品について

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食品添加物は、食べ物とは違います。食べ物は、炭水化物やたんばく質、脂肪、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を含んでいて、私たちの体を育むものです。

しかし、添加物は食品の製造や、保存のために使われるもので、業者にとっては都合のよいものですが、消費者にとってはほとんどメリットはありません。

現在、食品の多くは機械によって大量生産され、それがトラックなどで店舗に運ばれています。そして、しばらく陳列されてから消費者の口に入ることになります。それらを効率よく行なうためには、食品を加工しやすくする、色やにおいを付ける、保存性を高めるなどの働きを持つ添加物がどうしても必要になってくるのです。

また、生産コストを下げるためにも添加物が必要です。たとえば、ジュースを製造する場合、果汁をたくさん使うよりも少なくして、酸味料や香料、着色料などで、味やにおい、色を付けたほうがはるかに安く製造できます。

生産コストを下げられれば、当然ながら儲けが多くなります。その儲けでテレビCMを流して、売り上げを伸ばすこともできるでしょう。しかし、これらの添加物が安全なものかというと、必ずしもそうとはいえません。添加物には、化学的に合成された合成添加物と、自然界の植物や海藻、昆虫、細菌などから抽出された天然添加物とがあります。

物は2つに大別されます。1 つは、「自然界にまったく存在しない化学合成物質」、もう1つは「自然界に存在する成分を真似て化学合成されたもの」です。

自然界に存在しない合成添加物は、ある意味でプラスチックと同じです。環境中で分解されることなく、また人間の体の中でも分解されません。それらの化学合成物質は未知な部分が多く、人間が摂取した場合にどのような影響を及ぼすかも不明です。

つまり、私たち人間にとって安全であるかどうかははとんど分かっていないのです。また、これらの添加物には動物に障害をもたらすものが多く、人間にも害を及ばす可能性があるのです。

したがって、基本的に食品に添加するべきではありません。しかし、タール色素の「赤色2号」や「黄色4号」、甘味料の「アセスルファムK( カリウム)」や「スクラロース」など、それらの合成添加物が多くの食品に使用されているのです。

もう1 つの合成添加物、すなわち自然界に存在する成分を真似て化学合成されたものはどうでしょうか?それらには、「アジピン酸」や「グルコン酸」、「乳酸」などの酸味料、「L・グルタミン酸ナトリウム」などの調味料、「ビタミンA」、「ビタミンC」、「ビタミンE」など、数多くあります。これらはもともと食品に含まれていたものが多いので、その点ではある程度安心できるでしょう。

しかしそうした添加物でも、何品目も大量に食品に使用されると、悪影響をもたらすことがあります。たとえば、歯茎や舌が刺激を受ける、胃がビリビリしたり、張ったような感じになったり、重苦しくなったり、気分が悪くなったりという、いわゆる胃部不快感に陥る、下腹の鈍痛や下痢などを起こすなどの影響です。

厚生労働省は、使用が認められている添加物について、「安全性に問題はない」といっています。しかし、添加物の安全性は、すべて動物実験によって確認されたもので、人体では確認されていません。

えさに添加物を混ぜ、ネズミなどに食べさせて、その影響を調べています。しかし、動物実験で分かるのは、その動物に、がんができる、先天性障害の子どもが生まれる、腎臓や肝臓などの臓器に障害が出る、血液に異常が現れる、体重が減るなど、はっきりと分かる症状なのです。

人間が添加物を摂取したときの微妙な影響、すなわち口内の刺激や、胃部不快感、下腹の舗痛、あるいはアレルギーなど、自分で訴えないと他人に伝わりづらい症状は、動物では確かめようがありません。また、人間が受けるそうした微妙な影響は、添加物が複数使われていたときに現れやすいと考えられます。

いろいろな添加物の刺激を、胃や腸などの粘膜が受けることになるからです。ところが、動物実験では、複数の添加物を与えるという実験はまったくといっていいほど行なわれていません。

1品目のみを調べるだけです。つまり、複数の添加物の影墾日については、まったく分かっていないのです。しかし、実際には1つの食品に数品目、あるいは数十品目もの添加物が使われているのです。

なお、天然添加物は、自然界に存在しているということもあり、合成添加物に比べて全般的に毒性が低いことが分かっています。

ただし、中には「アカネ色素」のように危険なものもあります。アカネ色素はハムやソーセージに使われていたのですが、動物実験で新たに発がん性が認められたため、2004年7月に使用が禁止されました。したがって、天然添加物についても、十分を注意を払う必要があるのです。現在、食品を大量に生産し、それを流通させるために、添加物が不可欠なものになっているという現実があります。

しかし、添加物の中には消費者の健康に悪影響を与えかねないものが少なくないのです。したがって、それらの添加物を含む食品は、できるだけ避けるようにしたほうがよいのです。普段、なにげに口に入れてしまっている食べ物の危険性を知って欲しいと思います。