イライラして寝付けない

「イライラして眠れない、寝付けない」状態は、毎日のストレスの積み重ねが原因であることが多いケースです。ストレスは、自律神経の働きを乱してしまいます。自律神経が不安定になっている状態です。
自律神経というのは、汗をかいたり心臓を動かしたりする機能で、自分の意志ではコントロールできないものです。活動する神経の「交感神経」と休む神経の「副交感神経」からなり、上手に切り替わったり反応したりして、体を調整しています。この自律神経の乱れは、精神状態に端的に現れます。そう、イライラは自律神経の乱れからきているのです。

ストレスによって乱れた自律神経の働きを調えるためのひとつとして、「腹巻き」を試してみましょう。自律神経は腰から背骨に沿って走っているので、お腹が温まることで適度に刺激されます。また苦しくない程度の締めつけも、「ちゃんと働いてね」と揺り動かすように自律神経を刺激します。寝る直前ではなく、夕食後から寝るまでの時間帯に、腹巻きを着けるのがおすすめです。

神経の興奮を鎮めるには、カルシウムを摂取するのがよいでしょう。やはり手軽に摂れるのはミルクです。人肌程度のやさしい温かさのミルク1杯で、イライラはずいぶんと落ち着きます。不眠の人に「ナイトミルク」という形で牛乳をすすめる方法もあるほどです。
また、イライラには甘いものがよい、と昔からいわれています。血糖値が低いと、アドレナリンなどの緊張作用のあるホルモンが分泌されるため、それを防ぐという意味があるのですが、摂りすぎると逆効果になります。過剰に摂取すると、途端に眠れなくなってしまいます。砂糖やでんぷんを分解する役目を担うのが膵臓から分泌されるインスリンですが、一気に大量の砂糖やでんぷんを摂ると膵臓はオーバーワークとなり、インスリンが必要量分泌されなくなる場合もあります。ですから、寝る前の甘いものの摂りすぎには気を付けましょう。

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