欧米型脳卒中は頭の心臓病

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日本の脳卒中も欧米型脳卒中に

あちらの本で脳卒中のことを読むと大抵はこんな風に書いてあります。「脳卒中は脳の血管の中に血栓ができたり、脳の血管が細くなったりして脳の血流が妨げられた結果として起こります。

それからもう1つのタイプの脳卒中は、脳の血管が破れて出血して起こるものであります。かつて日本に多かった脳出血は、最後にちょっと出てくるだけです。

国によって多少の違いはあっても心臓病の多い欧米諸国では、あちらの本で先に書いてあるほうの脳梗塞とか脳血栓という脳卒中が断然多く、後ろの脳出血のほうは全脳卒中の15% ぐらいといわれています。

血管がつまるほうの脳卒中は、原因が脳の血管の動脈硬化なので心臓病の多い欧米諸国には当然多くなります。

原因が同じ食事だからです。動脈硬化は、頭のてっぺんから脚の先まで全身の動脈に同じように進行します。心臓を養っている血管の冠状動脈に起きれば心臓病、脳の血管に起きれば脳梗塞になります。老人で頭がぼけるのも脳の動脈の硬化にほかならなりません。

だから動脈硬化が進んでいる人は全身にそれが起きているのです。心臓病で死ぬ人と脳梗塞で死ぬ人は、実はどっちが先に症状が表面化してどっちで命をとられるかの違いしかないのです。心臓病を起こす欧米的食事はそのまま脳梗塞も起こす食事です。

いまの欧米では脳梗塞型脳卒中が脳卒中の「主流」になっています。しかしこれは現代的特徴で、アメリカでも20世紀前半には脳出血が多かったのです。

1900年では死因の5位にランクされていて、全死因の6.2% だったという数字が残っています。ところが、それが食事欧米化で脳梗塞型のものが主流になったのです。日本でも欧米型脳卒中の脳梗塞は、過去20余年の間に急増しています。

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