ストレス 錆び の原因 になるので注意しなければいけません。「体の錆び」という表現は、身体的な運動不足や偏った食生活、ストレスや睡眠不足などが原因で、身体の調子が悪くなっている状態を表す言葉です。これは、鉄や金属が空気中の酸素と反応して表面に赤茶色の酸化物が生成される現象である「錆び」になぞらえた表現です。錆びの原因になるストレスについて取り上げてみようと思います。
ストレス 錆び の原因
酸化 とは、物質が酸素と結びついて起こる化学反応をいいます。りんごを切ったまま放置しておくと断面が茶色く変色するように、物が燃えたり鉄が錆びたりするのも、酸素が結びついて起こる現象です。もう少し丁寧に説明すると、酸化は、鉄や金属が空気中の酸素と反応して表面に赤茶色の酸化物が生成される現象である「錆び」や、果物や野菜が空気に触れることで茶色く変色する現象などが代表的な例です。また、酸化反応によって発生する熱や光を利用することで、化学反応を起こす反応もあります。
呼吸によって絶えず取り入れている酸素は、全身の細胞で新陳代謝やエネルギーの産出をしたり、各器官の機能をスムーズに進めるために使われた後、酸化炭素と水に分解されて体外に排出されます。これらの複雑な化学反応の過程で、吸い込んだ酸素の一部が酸化力の強い活性酸素に変化します。
もともと 活性酸素 は、体内に侵入した細菌やウイルスを殺すためにつくり出される、いわば免疫反応でもあります。細菌やウイルスなどの病原体をやっつけるのは免疫細胞ですが、やっつけるときに大量の酸素を消費して活性酸素をっくることで、病原体を死滅させています。
しかし、適量であれば健康維持に役立ちますが、過剰になると今度は正常な細胞を酸化させて傷つける凶悪な存在となります。細胞膜の脂質が酸化すると、細胞が栄養と老廃物の出し入れをスムーズにできなくなり老朽化します。
また、細胞の核の遺伝子が傷つけられると細胞が変異し、がん化してしまいます。さらに、血液中の悪玉と呼ばれるL D L コレステロールを酸化させ、動脈硬化を加速させて血管の老化を促進します。
ストレスなどの環境要因で増加
しかも、活性酸素 を発生させる原因は、呼吸だけではありません。ストレスや食品添加物、紫外線、環境汚染、電磁波、農薬など、さまざまな環境因子や偏った生活習慣で増えていきます。こうした活性酸素の書から身を守るために、体内には抗酸化酵素という物質が備わっています。
この抗酸化酵素は、活性酸素から結びついている酸素を奪い取って酸化を防ぐ働きをしています。しかし、抗酸化酵素も加齢とともに減っていくため、体内では処理しきれないほど活性酸素が溢れ、細胞は常に酸化の危機にさらされています。この時期にメタボやがんになることが多いことから、活性酸素は凶悪性を持つ老化物質ともいわれています。
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