夏に急増する女性の病気(金属アレルギー)

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これまでに平気でつけていたネックレスなのに、最近つけるとかゆくなるようになってしまった。ピアスを開けたら耳が腫れ上がってしまった。そんなときは金属アレルギーを疑ってみるべきだ。

汗で溶けた金属に体が「異物」と拒否反応
通常、人問の皮膚は金属に触れてもアレルギー反応を起こすことはない。ところが、汗や唾液などで金属が溶けてできた「金属イオン」が体に入り、皮膚のたんぱく質と結合すると、それを体が「異物」とみなし、拒絶反応を起こしてしまうことがある。

汗をかきやすい夏は肌の表面で金属がイオン化しやすく、金属アレルギーを発症する人が多い。

金属アレルギーは体質などに関係なく、誰でも突然起こる可能性がある。「やはりアクセサリーをつける機会の多い女性の方が発症率は高くなる。

一番多いのは20歳前後でピアスの穴を開けたときに発症する人。歯の治療で今まで使っていなかった金属が口の中に入つたことをきっかけに発症する人も多い。

どの金属にアレルギー反応を起こすかは、背中一面に金属塩パッチを張って反応を観察するパッチテストで調べる。一番多いのは、身の回りで接触する機会が多いニッケル。イオン化したときの形が似ているので、ニッケルに反応する人はコバルトにも、また水銀に反応する人は金にも反応しやすいという。

パッチテストで最初は反応が出なくても、遅れて反応が出る場合もあるので、6 ~7 日目の反応も重要。一度発症すると金属アレルギーは一生続くが、生活の中から原因金属を取り除くことで症状はかなり軽減される。

口内のアレルギー
症状が激しいときは、アレルギーを抑える内服薬や軟膏などが処方されることもある。だが、やはり治療の中心は原因金属の除去
口腔内の状態にもよるが、歯の治療に使われている金属の除去は一度にすべて行った方が治療の効果がわかりやすいという。
歯科治療で使う金属はすべてアレルゲンとなる可能性があるため、原因金属を取り除いた後は、非金属素材に取り替えるのがベスト。

今、アレルギー症状が出ていない金属でも、唾液などの作用で金属がだんだん溶け出すことによって、将来的に症状が出ることも多い。
あらたに治療を受けるときの素材はセラミックやジルコニアなどの非金属にすると安全。
セラミックを使った詰め物の治療は健康保険が適用されない。

1本の治療に15万~20万円ぐらいかかると考えておこう。金属アレルギーの予防はなかなか難しいが、歯の治療に金属素材を使わない、アクセサリーはチタンなどアレルギーが出にくい金属を選ぶ、などを心がけたい。

金属アレルギーの原因になるもの
  • 指輪、アクセサリー類、時計、眼鏡フレーム
  • 歯の詰め物
  • 皮革製品
  • 携帯電話
  • 衣類・下着
  • その他ではビューラーやアイライナーの口金、ファンデーション容器などの金属にアレルギーを起こす人も多い。また、ニッケルアレルギーの人は100 円玉や50 円玉にもできるだけ触らないように。