生命エネルギーを高める効果も
薬や手術などを使わない心身の不調を総合的に癒す治療法で特に力を注いできたアプローチが、「生体電流の乱れを引き起こす有害電気を取り除く」ことです。
人体には、生体電流と呼ばれる微弱な電流が流れています。脳波や心電図も、この生体電流の一部を測定したものです。生体電流は、生命活動のさまざまな場面で情報を全身の細胞に伝える、重要な役割の一部を担っています。
例えば、てんかんの人がけいれんを起こすのは、脳の電気信号、いわゆる脳波の異常です。このように電流というのはとても大切なのです。
ところが、生体電流の流れが、なんらかの原因で停滞すると、関節や筋肉に痛みが生じたり、ぜんそくや不整脈、アトピー性皮膚炎などの悪化の引き金になることもあります。そこで有害電気・電磁波の害を取り除き、生体電流の流れを整える方法が健康には欠かせないのではと考えるようになりました。
試行錯誤の結果、最も効果が高かったのが、銅線を特殊なコイル状にして、肌にはるという方法です。出来上がったこのコイルをさまざまな患者さんに試してもらったところ、関節痛やリウマチ、肩こり、腰痛、頭痛などの痛みの軽減や、アトピー性皮膚炎のかゆみの軽減などに、顕著な効果を発揮することが確認できたのです。
私は、これを使った療法は効果をより高める可能性を秘めているのではないかと思い、その方法を模索してきました。そのとき考えついたアイデアの1つが、カーボンつまり「炭」と組み合わせることです。
私は以前、アトピー性皮膚炎の治療で、炭を練りこんだ繊維の衣類や、炭入りの軟膏を試した経験があります。
その経験があったため、炭を練りこんだシリコン樹脂で銅線のコイルを包んだ物を作り、これを患者さんたちに試してもらったのです。すると、従来よりも各段に高い治療効果が見られました。臨床で使用した印象では、有害電気を打ち消すだけでなく、人の生命エネルギーを高める効果があるように感じました。
手首は電磁波を防ぐ重要なポイント
しかし、炭入りのシリコンで包んだコイルには、装着しにくいという問題も残されていました。装着する場合は、ばんそうこうで肌や下着などに貼るのですが、いずれの場合も、貼りっ放しというわけにはいきません。
毎回貼るのが面倒だという人も出てきます。この問題をどう解決するか考えたときに、私が注目したのが手首でした。手首には、生命エネルギーである気の通り道の経絡が走っています。そして、重要なツボが手首に集中していることも、昔から知られています。
さらに最近では、パソコンやスマホなど、生体電流を乱しやすい機器を扱うことが増えていますが、そのような機器も手で操作するため、静電気の乱れを手首で調整することは、より重要だと考えたのです。そこで私は、シリコン製の黒いバンドに、コイルを埋め込む方法を試してみました。この黒いバンド自体にも、特殊な鉱石が練り込まれていて、持続力や瞬発力が高まる効果があるとされています。こうした効果があることから、プロ野球選手の中にも、これを愛用する人が多くいます。プロ野球の中継などで、選手が手首に着けているのを目にした人がいるかもしれません。
コイルを埋め込んだ「黒い手首バンド」を試作し、患者さんに使ってもらったところ、効果はてきめんでした。花粉症の季節には、「つけた途端に症状がらくになった」などの報告が殺到したのです。実は、私がもう1つ期待していたのが、目に対する効果でした。
現代では、パソコンやスマホなどの多用による目の酷使に加え、それらの機器から発せられる電磁波によって、目がますます痛めつけられます。
黒い手首バンド「 アビリスプラス ブレスレット 」は、スマホやパソコンといちばん近い位置で生体電流の乱れを整えることができるため、眼精疲労の回復や視力アップにも効果的なのでは、と考えたのです。
目への効果は期待どおりで、はっきり見えるようになった、目が疲れないようになったという報告はもとより、スポーツをするときの動体視力(動くものをとらえる能力) がよくなったという報告もありました。
「 アビリスプラス ブレスレット 」には、視力を総合的に高める効果があるのかもしれません。 アビリスプラス ブレスレット は、左右どちらの手首に着けても構いませんが、心臓は左側にあり、その鼓動で生体電流が影響を受けやすいので、左手首に着けるのを基本とするといいでしょう。
両手首に同時に着けると効果がやや高まるのは事実ですが、実用上は、片手首に着けるだけで十分だと、私は考えています。このように、病気や不調の改善だけでなく、運動能力の向上にも有効だと考えられますので、健康な人にもぜひ活用してもらいたいと思っています。