アカシアポリフェノール 効果 血糖値を下げドロドロ血液をさらさらにする糖尿病によく効くポリフェノールについてです。糖尿病のコントロールは、糖尿病になってしまった人にしかわかりませんが、本当に大変です。食事、運動などをしっかり実践しても思うように血糖値やヘモグロビンA1Cが下がりません。そこで紹介したいのが アカシアポリフェノール 効果 についてです。
糖尿病による合併症は命に関わる
糖尿病とは、血液中のブドウ糖の濃度が正常より高い状態(高血糖)が、慢性的に続く病気のことをいいます。
私たちが食事で摂取した糖質(炭水化物) は、胃や腸でブドウ糖に分解され、血液に乗って全身に運ばれます。高血糖になると、血液は砂糖水のようにドロドロになります。その状態が長く続くと、血流が悪くなり、血管が傷つきやすくなります。その結果、さまざまな合併症を引き起こします。
糖尿病の三大合併症として知られているのが
- 糖尿病性網膜症
- 糖尿病性腎症
- 糖尿病神経障害
です。これらが悪化すると、
- 失明
- 腎不全
- 足の壊疽
を引き起こします。通常、人体には血糖値を正常に保つ働きが備わっています。その役割を担う体内で唯一のホすいぞうルモンが、膵臓から分泌されるインスリンです。
血糖値は、食事のたびに上昇します(食後血糖)。インスリンは、血液中のブドウ糖を細胞内に取り込んで血糖値を下げる働きをします。
食後血糖の高い人は、インスリンが分泌され続ける状態がたび重なり、しだいにインスリンが効きにくくなつたり、インスリンの分泌が低下したりします。その結果、高血糖の状態が慢性的になり、合併症の発症につながります。
肥満も、糖尿病を加速させます。
- 内臓脂肪型肥満
- 糖尿病
- 高血圧
- 脂質異常症
の4つは、互いに合併しやすく、俗に「死の四重奏」と呼ばれます。これら4つの症状が合併していると、動脈硬化の進行を招き、心筋梗塞や脳卒中など命に閃わる病気を発症する危険性が飛躍的に高まるのです。糖尿病治療の主眼は、血糖値をコントロールして合併症を防ぐことです。
食事制限や運動など生活習慣の改善が大切ですが、長続きせずに途中で挫折してしまう人が多いのも事実です。血糖コントロールがうまくいかず、苦労している人も少なくありません。
アカシアポリフェノール 効果 抗酸化作用が強力
そんな人たちにお勧めしたいのが 「 アカシアポリフェノール 」 です。アカシアは、熱帯から温帯地域に広く分布するマメ科の常緑樹です。原産地であるオーストラリア大陸の原住民は、アカシアの若葉や豆のさやなどを古くから食用にしてきました。このアカシアの樹皮に含まれる成分が、アカシアポリフェノールです。私がアカシアポリフェノールに注目した理由は、活性酸素を無毒化する抗酸化作用が、ポリフェノールの中でもずば抜けて強かったからです。
生物が取り込んだ酸素の一部は、構造が不安定で多くの物質と反応しやすい性質を持つ活性酸素に変化します。ポリフェノールには、この活性酸素の働きを抑える抗酸化作用という働きがあります。
活性酸素は、私たち人間の体内でも日々発生します。例えば、血管内で活性酸素が発生すると、血液中の脂質やコレステロールが酸化して過酸化脂質に変わり、これが血管を傷つけて動脈硬化の進行を促進します。
活性酸素の害を抑える抗酸化作用が強いということは、さまざまな病気の予防や改善に役立つ可能性がある。そう考えて、アカシアポリフェノールに注目したのです。
内臓脂肪を燃やしてインスリンの効きを高める
これまでの研究成果から、アカシアポリフェノールの具体的な作用を朗和介しましょう。
アカシアポリフェノール効果 糖尿病を改善
空腹時血糖値が高めの成人男女にアカシアポリフェノールを12週間摂取してもらい、血糖値の変化を調べたところ、とらなかったグループに比べ、食後血糖値の上昇が抑えられました。
このヒト臨床実験に先立ち、マウスを用いた実験で、血糖値が下がるメカニズムを解明しました。普通に飼育しても糖尿病と肥満になるマウス(実験用のネズミ)を用いて、高脂肪食のえさにアカシアポリフェノールを加えて与えました。
すると、空腹時血糖値の低下と、インスリン濃度の低下が確認され、体重の増加も抑えられていたのです。ここで注目すべきは、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの濃度が下がったことです。これは、インスリンが少なくても血糖値が下がった、つまり「インスリンが効きやすくなつた」ことを意味します。
糖尿病の初期段階では、体内でインスリンが多く分泌されているにも関わらず、その働きが悪いために血糖値が下がりにくくなることがあります。これを「インスリン抵抗性」といいますが、アカシアポリフェノールには、インスリン抵抗性を改善する作用があるのです。
アカシアポリフェノール効果 肥満改善
別の第三者機関の実験では、アカシアポリフェノール入りのえさを食べたマウスでは、体重の増加だけでなく内臓脂肪の増加も抑えられました。
詳しく調べると、アカシアポリフェノールには、肥満を防ぐ複数の働きがあることがわかったのです。第1に、脂肪を分解するリパーゼという酵素と、でんぷんを糖に分解するアミラーゼという酵素の働きを抑え、小腸での脂肪や糖の吸収を抑える働きがあります。
第2に、筋肉における熟の産生を活発にして、体内の脂肪の消費を促します。肝臓でも熟の産生が増大し、脂肪が合成されるのを抑える作用もあります。つまり、アカシアポリフェノールは、体内で脂肪が吸収・合成されるのを抑えると同時に、脂肪の燃焼も促すので、体重や体脂肪の増加を防ぐのです。これらの効果は、肥満ぎみの成人男女を対象にした臨床試験でも確かめられています。
試験ではアカシアポリフェノールを8週間摂取してもらい、開始前と終了後に腹部CT画像を撮影し、内臓脂肪の平均面積を調べました。
その結果、アカシアポリフェノールをとらなかった人は、内臓脂肪が平均7平方cm増えました。それに対し、アカシアポリフェノールをとった人たちは、平均11.1平方cmも内臓脂肪が減少していたのです。
内臓脂肪と糖尿病には、深い関係があります。内臓脂肪から分泌されるアディポネクチンというホルモンには、インスリン抵抗性を改善して糖尿病を防ぐ働きや、血管修復による動脈硬化を防ぐ働き、血管を拡張して血圧を下げる働きがあります。
ところが、内臓脂肪が蓄積してくるとアディポネクチンの分泌量が低下してしまいます。そのため内臓脂肪型肥満の人は、糖尿病や高血圧を合併しやすいのです。
アカシアポリフェノールの摂取で内臓脂肪が燃焼しはじめると、比例してアディポネクチンの分泌量が増えてインスリンの働きがよくなり血糖値が改善する仕組みです。アカシアポリフェノールは糖尿病や肥満、高血圧に悩む人はもちろん生活習慣病が気になる人にとっても期待できるでしょう。