血管により良い チーズ は、 どっち ? ブルーチーズ ? カマンベルチーズ ? どちらでしょうか? 正解は ブルーチーズ です。
Question
「管」により良いチーズ″は、 どっち?
- ブルーチーズ
- カマンベルチーズ
Answer
1のブルーチーズ
女性は特に、チーズ好きな人多いですね。チーズは糖質が少なく、良質なたんばく質なので、食事に取り入れるといいでしょう。
たとえば、コンビニでサラダを買う人も多いと思いますが、意と外と盲点になるのがドレッシング。
サラダで野菜をいっぱい摂るのはいいのですが、たっぷりと入ったドレッシングをすべて使いきると、それだけで塩分を1グラム以上摂ることになります。そこで、ドレッシングは控えめにかけて、その代わりにチーズをトッピングする方法です。
チーズのことを「良質なたんばく質」と紹介しましたが、何をもって「良質」と言うのでしょうか?それはアノ酸のバランスです。たんばく質は20種類のアノ酸で構成されていますが、そのうち9 種類のアミノ酸は体内で合成することができません。
「必須アミノ酸」と呼ばれ、食べ物から摂りいれなければいけないのです。チーズは、必須アミノ酸も含めて、アミノ酸がバランスよく含まれているので「良質なたんばく芦なのです。
ちなみに、牛乳やヨーグルトなどのはかの乳製品、卵、肉、魚もバランスよくアミノ酸が含まれた良質なたんばく箕です。また、チーズは、牛乳や羊の乳を発酵させてつくった発酵食品。
発酵食品が腸にいいというのは、おきまりのフレーズです。
チーズにも、善玉菌の乳酸菌が多く含まれています。というわけで、チーズ自体がおすすめの食材なのですが、「いろいろな種類のチーズがあるなかで、ブルーチーズがおすすめです。
まず、チーズには「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の大きく2 種類があります。
ナチュラルチーズとは、乳を発酵熱成してつくったもの。そのナチュラルチーズを過熱
して溶かして乳化剤などを混ぜて固めたのがプロセスチーズです。
ですから、生きた乳酸菌が入っているのは、ナチュラルチーズのほうです。
管を若返らせる「ラクトトリベプチド」
さらに、ナチュラルチーズのなかでもどのチーズが管にいいのかと言えば、カギを握るのが「ラクトトリベプチド(LTP)」という成分です。ラクトトリベプチドは、カルピス社が発見した食品由来のペプチドです。
ペプチドとは、アミノ酸が数個つながっているもの。20個のアミノ酸がつながっているのがたんばく質なので、アミノ酸とたんばく質の間のような存在と考えていただければいいでしょう。
さて、ラクトトリペプチドの何が優れているのかと言うと、血管を若返らせる働きがあるとしで、いま、非常に注日されています。
まず、ラクトトリベプチドは、体内の血圧を上げる物質をつくる「アンジオテンシン変換酵素(ACE」というものの働きを阻害します。これは、ACE阻害薬という血圧を下げる薬と、まったく同じ働きを持っているということです。
いわば、天然の血圧降下薬のようなものです。また、血管の最も内側にある血管内皮細胞の働きを助けてくれることも分かってきました。血液と直に接している血管内皮細胞は、血管のメンテナンス係である「一酸化窒素(NO)」を出して血流を良くしたり、血管についた傷の修復を促したりする大事な機能を持っています。
ラクトトリベプチドは、この血管内皮細胞に働きかけて、NOの分泌を高めることが分かったのです。
少しややこしい話になりましたが、まとめると、ラクトトリペプチドには次の2つのう れしい働きがあるということです。
- 血圧を下げてくれる
- 血管のメンテナンス係「NO」を増やして、血管の機能を改善してくれる
たとえば、軽度の高血圧の方の場合、ラクトトリベプチドを含む飲料を1日1本、8週間続けて飲んでもらったところ、開始時には平均で「上143、下85だった血圧が、8週間後には「上13 5、下79」に下がりました。実年齢よりも高かった血管年齢も、平均6歳から58歳に若返りました。8 週間で 8 歳も下がったのです。これは、すどい効果です。
では、血管を若返らせてくれるラクトトリベプチドは、何に多く含まれているのでしょうか。乳酸菌飲料やチーズに含まれているのですが、なかでも多いのがブルーチーズなのです。そのほか、ゴーダチーズや味噌にも多く含まれています。