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膵臓の疲労を防ぎインスリンの働きを改善

ハナビラタケには、ビタミンやミネラル(無機栄養素)、アミノ酸(たんばく質の構成成分)、食物繊維の一種であるキトサンなど、さまざまな成分が含まれています。

中でベータも、とりわけ多いのが、β -グルカンという成分です。そもそも、グルカンとは、ブドウ糖がたくさんつながってできている物質(多糖類という) で、大きく分けてαとβ の2種類があります。

α-グルカンの代表的なものはデンプンやグリコーゲンで、多くの動植物に含まれます。一方、β -グルカンはキノコや酵母などに細胞壁の構造物質として含まれる成分です。

ハナビラタケの成分を分析した結果、全体の35% 以上をβ -グルカンが占めていることがわかっています。これは、同じくβ -グルカンが多いとされるキノコ、マイタケなどと比べて、なんと1.6~2.8倍という多さです。自然の食品の中で、β -グルカンをこれほど多く含むものは、ほかに見当たりません。ハナビラタケの場合、このβ -グルカンが、高い血糖値を下げるのに重要な役割を果たしているのではないでしょうか。

具体的には、β -グルカンは分子量(化学物質の重さや大きさを示す量)が大きいため、腸内で消化吸収されにくく、余分な糖をからめ取って体外に排出すると考えられています。余分な糖が血液中に多.ユりれば、高い血糖値を下げるためにすい臓は多量のインスリン(血糖値を下げるホルモン)を就新しなければならず、すい臓の疲労につながると考えられています。つまり、ハナビラタケをとれば、すい臓の疲労が防げるためインスリンの効きがよくなり、血糖値の上昇が抑えられるというわけです。

脳の幸せホルモンも増えた

ところで、前に述べたように、β-グルカンは、キノコ類全般に含まれている成分です。にもかかわらず、ハナビラタケほど血糖値を改善する作用の高いキノコは、今のところ見つかっていません。

つまり、ハナビラタケは、β-グルカンだけの働きで血糖値を下げているとは考えにくいところで、前に述べたように、β-グルカンは、キノコ類全般に含まれている成分です。にもかかわらず、ハナビラタケほど血糖値を改善する作用の高いキノコは、今のところ見つかっていません。つまり、ハナビラタケは、β-グルカンだけの働きで血糖値を下げているとは考えにくいともいえます。

その謎を解くカギは、私たちの脳にありました。実は、今回の試験では、ハナビラタケには脳内ホルモンの一種であるセロトニンの分泌を増やす働きがあるという、驚きの結果が出たのです。セロトニンは、ノルアドレナリンやドーパミンと並んで、体内で特に重要な役割を果たしている神経伝達物質の1つで、生体リズム・睡眠、体温調節に関与していることがわかっています。

セロトニンが分泌されると、交感神経(意志とは無問係に血管や内臓の働きを支配する自律神経のうち、活動時に働く神経) の働きが抑えられ、心身ともにリラックスします。セロトニンが「幸福のホルモン」と呼ばれる理由です。

5分間セロトニントレーニングはこちら。

血糖値を上昇させる原因の1つに、ストレスがあります。ストレスによって交感神経が優位になると、副腎(ホルモンを分泌する器官)からアドレナリンが分泌されます。アドレナリンは、血糖値を上昇させるホルモンです。ハナビラタケをとってセロトニンの分泌が増えれば、心身ともにリラックスしてストレスの解消に役立ちます。その結果、血糖値を上昇させるアドレナリンの分泌が減り、血糖値の上昇が抑えられるのではないでしょうか。

また、セロトニンによって神経の働きが正常化すると、全身の新陳代謝(古いものと、新しいものの入れ替わり) が促されて糖がどんどん使われるようになります。その結果、血糖値が下がることも十分に考えられるのです。さらに、セロトニンの分泌が増えれば、ストレスによる脳神経の興奮が鎮まり、良質な睡眠がとれるようになります。

睡眠の質が悪くて、あまり眠れない人は、糖尿病の危険度が高まります。ハナビラタケに含まれる成分のうち、どれがセロトニンの分泌を増やす働きにかかわっているのかは、現時点ではわかっていません。そして、セロトニン分泌の活発化で血糖値も下がるという事実も、さらに検証が必要でしょう。

しかし、いずれにしても、ハナビラタケをとって血糖値が下がることは、前の記事で桁介した試験でも明らかです。血糖値が下がらずに困っている人は、ぜひ、食事療法の一助としてハナビラタケを試してほしいと思います。ハナビラタケは、人工栽培された生のものを入手して、いろいろな料理に利用が可能です。最近では、ハナビラタケのエキスを抽出した栄養補助食品もいくつか市販されているので、そういったものを利用してもいいでしょう。

血糖値やヘモグロビンA1Cを下げる「ハナビラタケ」の使用感と口コミ | 実際に試してみた効果(レビュー)

発酵が強力パワーを発揮

肥満とは、体重が多いだけでなく、過剰に体脂肪が蓄積した状態をいいます。見た目にはスレンダーな人でも内臓脂肪がついている人が多いのも日本人の特徴です。体脂肪がふえると、糖尿病、高血圧、高脂血症などを引き起こす誘因となるため、健康づくりに肥満の予防や解消は欠かせません。

肥満のタイプには、「皮下脂肪型肥満」と「内臓脂肪型肥満」があります。このうち、生活習慣病に関係するのが、内臓脂肪型肥満です。内臓の周りに脂肪がついて、おなかがポコツと出るのが特徴です。よく女性がポッコリお腹といって体型を気にするのがこれです。

なぜ内臓脂肪型肥満がよくないのかというと、内臓周辺に脂肪が蓄積すると、血中脂肪が多くなるからです。すると、血液がドロドロになり、しだいに動脈硬化が進みます。それが引き金となり、やがては高血圧や高血糖、高脂血症などが引き起こされるのです。

内臓脂肪をふやさないためには、食生活を見直したり、日ごろから運動を心がけたりする必要があります。とはいっても、食事をきちんと制限したり、運動を継続したりするのは容易ではないでしょう。1日2日はできても3日目ぐらいになるとイヤになってしまうのが人間です。

そこで、お勧めしたいのが、「発酵黒豆ドリンク」です。黒豆が健康にいいということは、昔から知られていました。最近、黒豆の効果・効能が科学的にも明らかになっています。黒豆の栄養についてはこちら

その黒豆を発酵させたこのエキスを分析すると、もともとの黒豆の成分に加え、驚くほど多くのアミノ酸とクエン酸が生成されていました。発酵という過程で、健康パワーが驚くほど高まっていたのです。血管がしなやかになり便秘も改善するそれでは、発酵黒豆ドリンクには、どのような健康効果が期待できるのでしょう。高血圧、糖尿病の改善黒豆の皮には、ポリフェノールの一種で、強力な抗酸化作用を持つアントシアニンが豊富に含まれています。アントシアニンが活性酸素を除去してくれるため、血管がしなやかになり、動脈硬化や高血圧が改善します。

ダメージを受けた膵臓のインスリン分泌もよくなり、糖尿病の改着果も期待できます。

また、クエン酸の働きで、ブドウ糖が活発に消費されるようになり、この点でも糖尿病の改善に役立ちます。同時に、クエン酸は、インスリンの働きをおさえるアドレナリンとい、つホルモンの分泌も調整するため、高血糖の抑制につながります。

黒豆が含有するリノール酸やレシチンも、コレステロールや中性脂肪を溶かし、血流を改善。血圧の安定や動脈硬化の改善に役立ちます。たんばく質がアミノ酸に分解される過程で作られるペプチドにも、血圧上昇を防ぐ作用があることがわかっています。

発酵黒豆ドリンクの使用感と効果(血糖値、血圧、コレステロール)

ヘモグロビンA1Cが10%台に達してしまった

私は数年前に糖尿病を発症し、専門の病院で治療を受けていましたが、血糖値がどうしても下がらずに、悩んでいました。そんなとき、AGE対策で血糖値が下がった人の体験を聞き、興味をもちました。

ヘモグロビンA1Cも10%台に突入し、本当に困っていました。

腎症や神経 障害の自覚症状は全く感じてい ませんでしたが、しかし、これほ ど血糖値の高い状態が数年間も 続いていたとすると、腎症が起 こっている可能性は大きいと言われました。

そこで、尿アルブミン値も測 定してみると、31.5mgもあり初期の腎症を発症している ことがわかりました。

ただ、血中AGE値は0.073μgで、今 はたまたま血中AGE値が基準 値内にあるとはい、え、今後増え ていくのは確実だとういことです。すでに腎症の発症が確認さ れていることもあり、抗AGE治療が効果的だろうと言われました。

1年で血糖値も尿たんぱくも正常値に

焼い たり揚げたりする料理をさ け、緑茶や大豆食品などAGE減らしに役立つカテキンとビタミンB群が多く含 まれる食品を積極的にとる よう言われました。

生で食べられる物は橿力生のまま食べ、ゆでたり蒸しエ する調理法を活用することでかなりAGEが減らせると言われました。

こうして抗AGE治療を実行した結果、尿アルブミン値は3ヶ月で8.3mgと劇的に減り、ヘモグロビンA1Cも 7%台まで改善しました。 約1年後にはヘモグロビンA1Cが5.6% 、尿アルブミン値は3.0mgとすべて正常値で落ち着いています。

7年前、突然気分が悪くなり、病院で検査を受けました。すると、血糖値が306mg/dlもあったのです。血糖値が高い状態がつづくと、糖尿病網膜症などのこわい合併症を起こすこともあります。

糖尿病網膜症はこちら

それを防ぐためにも、血糖降下剤などを飲む必要があります。ただ、私は病院でつとめているせいか、大の薬嫌い。食生活だけで血糖値が下がらないものかと思案していたところ、シモン茶をすすめられたのです。

シモンの効能、効果はこちら

すすめてくれた人の話によると栄養バランスにすぐれ、過剰な糖分など体に悪い物質を体外に出してくれるとか。「シモン茶を飲めば、血糖値も下がるかな...」とかすかな望みを持ち、シモン茶を試してみることにしたのです。

驚いたのは、食生活を変えなくてもいいということでした。もともと甘いものや、肉類はそれほど食べるほうではありませんが、それでも血糖値が高いと、カロリー制限をしないといけませんよね。それが、ほんとうにいやだったので、食事制限なしと開いたときは心の底からホッとしました。

シモン茶の1 日の飲む量ですが、それほど多くはありません。私の場合、朝夕コップに1杯(約200cc) ずつ飲んだだけです。味は香りがよく、風味、あと味ともよく、毎日飲んでも飽きがきません。

飲み始めて1週間くらいたったころでしょうか。体調が安定してきて、以前のように気分が悪くなることもなくなりました。むしろ、疲れにくくなり、仕事がハードでも集中力が切れず、精力的に働けるようになってきました。

そして1ヶ月後には血糖値のことしかありませんでしたから、それが下がったというので、ほんとうに感動しました。それ以来、シモン茶を手放すことができなくなりました。

もちろん、現在も血糖値は基準値内で体調も絶好調です。ちなみにシモン茶は無農薬で有機栽培のものを選んでいます。やはり安心できるものがいいですね。

無農薬のシモン茶はこちら。

すだち 血糖値 が下降 高めだった朝食前・夕食後の血糖値が下がったので私の すだち レビュー を紹介します。

運動療法が必須と医師に告げられていたが すだちで血糖値を下げることに成功

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以前から少し血糖値は高めでした。わが家は祖母が糖尿病でしたし、兄はインスリンの注射をしています。私の場合も遺伝的な原因が大きいと思います。DNA とは恐ろしいもので、残酷です。

はっきりと血糖値が高いことがわかったのは、2年ほど前のこと。職場で行った検診で「尿に糖が出ている」と指摘されたのです。空腹時の数値が 110 mg/dl ぐらいでした。

コレステロール値も高く、高脂血症が指摘されました。現在、よくいわれる「メタポリックシンドローム」です。それ以来、血糖測定器で自分で数値を測るようにしました。すると、空腹時はそれほど高くないのに食後 2 時間に 160 ~ 180 mg/dl と数値がかなり高くなるタイプだとわかりました。

ただし、ヘモグロビンA1Cの数値をみると、そんなに深刻な病状ではなく、医師からは、「きちんと運動すれば、問題ないでしょう」といわれていました。元来、運動は好きなほうです。当時、お遍路さんを推奨する立場にあったため、自分もお遍路で歩くことにしました。そうして1番札所から歩き始めたのです。おととしの3月のことです。

お遍路は1日20km前後は歩きます。朝は6時、夜は7時に食事をする規則正しい生活、しかも飲酒をせず、精進料理を食べていたら、すぐに血糖値は低下。これには、驚きました。この経験から運動と食事を管理すれば、血糖値は下げられるという自信を得ることができました。糖尿病で大切なのは運動療法と食事療法だと体で実感しました。

すだちの皮の粉末

ところが。お遍路も回数を重ねると気がゆるみ、ビールなどを飲むようになりました。すると、数値が少しずつ悪くなっていきます。歩くなど、体にいいことをしても、食事をきちんとしないと効果が出ないと痛感したのです。また、ふだんの生活に戻ってからが、たいへんでした。

私は夜中の 2 ~ 3 時まで仕事をするため、夕食も夜の 10 時ごろとどうしてもかなりの遅い時間滞です。夜はストレスを晴らすためにお腹いっぱいになるまで食べ、お酒も飲みます。血糖値もいつしか高くなっていました。とにかく空腹感が強く、一口食べ物を口にすると、止まらなくなりました。精進料理で満足為ていた頃が嘘のようです。

そんなあるとき、徳島大学の先生が行 って いる 「すだち の皮で血糖値の上昇が抑えられる」という研究を知りました。そこで、お願いしてすだちの皮をフリーズドライで粉末にしたものを分けていただいたのです。まだ、一般には市販されていないものです。

すだちの皮の粉末は柑橘類特有の苦みが強く、そのままとるのはむずかしいものがあります。そこで、私はヨーグルトに入れてとることにしました。プレーンタイプのヨーグルト 100 g にすだちの皮の粉末を10g入れ、さらに牛乳を 20 cc ほど入れます。

この量だとヨーグルトがやややわらかくなる感じ。ジュース状のほうがとりやすいのです。朝はこのすだちの皮入りのヨーグルトジュースを飲み、その後、トースト1枚、卵、野菜などを軽くとります。お昼はコンビニのお弁当ですが、和食の幕の内弁当など、野菜を多くとることができるものを選んでいます。

夕食はお好み焼きや鍋物など、野菜を多くとるよう心がけています。このとき、お酒も飲みます。私は血糖値を記録しているのですが、すだちの皮をとる前1週間の平均数値は、朝食前が130mg/dl、夕食前が1132mg/dl、、夕食2時間後は209mg/dlと高いものでした。

それがすだちの皮をとり始めて3週間の平均値は、朝食前が125mg/dl、夕食前は99mg/dl夕食2時間後は190mg/dlにまで下がったのです。

朝食前の血糖値が高かったのが、ジワジワと下がってきました。また、夕食後2時間の血糖値も高かったのですが、104mg/dlという数値が出たりするようにもなりました。

自分なりに工夫をしてお昼をさつまいもだけにしたり、夜は飲酒をやめたりしました。食事に注意すると、相乗効果で血糖値もうまく下がるようですよ。血糖値が下がってきたのに気をよくして、途中からすだちの皮のパウダーを夕食前にも5gとるようにしました。最初はきつく感じた柑橘類の苦味も途中から慣れて、平気になりました。研究は今後もくわしいことが待たれますが、私自身はすだちの皮、は血糖値下げにいいと思います。多くの人に広まるといいですね。

すだちはこちら。

すだち 血糖値 の上昇が抑制できた すだちの皮には糖尿病に効果があることがわかりました。

すだち 血糖値 上昇を止める働きがある

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これまであまり注目されていなかったすだち、しかもすだちの皮に血糖値の上昇を抑える効果が確認されました。

すだちは徳島県がほぼ全国の生産量を占める

徳島県の特産品といえば、すだちです。すだちはゆずの近縁種である柑橘類。徳島県が全国の生産量の 95% を占めています。すだちの生産量は年問で約8000 トン。 半分は加工食品に利用され、残りの半分は生食用として全国に出荷されています。

すだちの利用法は汁をしぼり、 ぼったあと、残った皮は捨てられてきました。そこである大阪の会社が余ったしぼりかすをなんとか有効に利用できないかと考えたのです。 しぼりかすの果皮に健康に役立つ成分が含まれていれば、地元の産業に大いに貢献することができます。

そこで、徳島大学で研究を始めることになりました。4年ほど前のことです。最初、すだちの皮がダイエットに役立たないかと思い、研究をはじめました。 まず、動物実験を行うことになりました。実験には多食のため、肥満を伴い、高インスリン、高脂血症、高レプチン血症という症状をあらわすネズミを利用しました。 人間でいえば、肥満が原因で血糖や借賃の代謝異常を示す生活習慣病の状態。いわば、「メタポリックシンドローム‥ ネズミ」です。この6週日に入ったネズミを2つのグループに分けて実験を行いました。

  1. だけを与えるグループ
  2. にすだちの果皮を乾燥させたもの(すだちパウダー) を加えて飲ませるグループで

そして、体重、血圧、心拍数、血糖値、血中インスリン濃度、血中脂質を1年間にわたり、調べたのです。 結果、すだちパウダーを用いたグループに、体重が減る効果はみられませんでした。血圧や心拍数にも影響はなく血中脂質にも影響はありませんでした。

ダイエット効果がない点では期待に反しましたが、すだちの皮は人間の体に毒性がなく、循環器系にも負担を与えない安全なものだと証明されたのです。驚いたのは、血糖値の上昇が抑えられたことでした。このネズミは軽度の糖尿病を起こす性質があり、今回も実験開始後60日日から徐々に血糖値が上昇してきました。しかし、すだちパウダーを与えたグループは血糖値の上昇が抑えられたのです。

すだちパウダーを与えたネズミの血液中のインスリン濃度を測ったところ、1のグループと数値に違いはありませんでした。膵臓から出るインスリンの量を促して血糖値を下げたのではなく、ほかのメカニズムによって、血糖値を下げたということです。インスリンの利用効率を高めたのか、肝臓での糖の代謝に影響を与えた可能性を考えていますが、この点は今後実験を進めて明らかにしていきます。

1年後の生存率にも明らかな差が出ました。水だけを与えたグループは8匹のうち、4 匹が死んだのに対し、すだちパウダーを与えたグループは7匹のうち1匹しか死ななかったのです。しかも、すだちパウダーを与えたグループで残ったネズミは1年後も与えなかったネズミにくらべて、元気なのです。

すだちはほかの柑橘類とよく似て、多くの種類のフラボノイドが含まれています。すだち特有のフラボノイドもあり、これらの相乗効果によるものと思われます。

ちなみに、これらの有効成分は果皮に多く、汁にはほとんど含まれません。徳島県ではすだちの汁をよく料理に利用します。皮もすりおろして焼き魚に添えたり、冷ややっこの上にのせるなどしてとってきました。これは香りを楽しむ程度で、ほんの少量しかとっていません。

じつは徳島県は糖尿病の死亡率が全国ナンバー1という不名誉な記録を持っています。これはすだちの皮という「健康にとって宝物」の部分を積極的にとらず、捨ててきたためと思われます。動物実験では1日すだち4個半分にあたる果皮を与えましたが、人間は1日1〜2個で十分。汁をしぼったあとのすだちの皮をそのまま食べています。そのままだと食べづらい人は、ほかの素材とまぜてジュースにすればとりやすくなるのでおすすめです。

すだちの皮で高めだった朝食前・夕食後の血糖値が下降

池田薬草 スダチン錠剤(スダチ果皮エキス末配合)四国健康支援食品制度認証商品

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商品の説明

スダチ果皮にしか存在しない話題の栄養素「スダチチン」を10倍に濃縮!毎日2錠で、理想的な身体をめざしませんか! この食品に含まれる<スダチ果皮エキス末>については、「健康でいられる体つくりに関する科学的な研究」が行われたことを四国健康支援食品評価会議が認めたものです。 認証番号 第08-0012号(特定保健用食品や機能性表示食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではありません。) 四国健康支援食品制度は、食品の安全性・機能性に関し、科学的根拠が存在する食品であることを審査・評価し、商品に表示することのできる全国初の広域民間認証制度として創設されたもので、平成29年6月27日、制度運用がスタートしました。

使用方法

1日2錠を目安に水またはお湯と一緒にお召し上がりください。

安全警告

直射日光や高温多湿を避けて保管してください。

ご注意(免責)>必ずお読みください

賞味期限はラベルに記載 直射日光や高温多湿を避けて保管してください 池田薬草(株) ℡:0120-72-5320

消化されにくいでんぷんが糖尿病の救世主

普段食べる、ごはん、パン、麺類などの主食となる主成分はでんぷん。これらを「太りそう」「血糖値を上げそう」とイメージしている人も多いのでは? じつは、これらの食品に含まれるでんぷんも性質に違いがあることがわかってきたのです。

近年の研究で「でんぷん」には、

  1. 消化・吸収のいい性質を持つでんぷん
  2. 消化・吸収されにくい性質を持つでんぷん

があることがわかったのです。2のでんぷんは、消化・吸収さ
れにくい性質から、「難消化性でんぷん」またはレジスタント・スターチ」と言われます。

現在、この難消化性でんぷんが、糖尿病や肥満、メタポリックシンドロームの人の食事療法に役立つと注目を浴びているのです。この難消化性でんぷんとは、どのようなものなのでしょう?

通常、口から入ったデンプンは、胃から小腸に入り、小腸で分解・吸収されます。しかし、難消化性でんぷんは、小腸で分解されません。吸収も抑えられます。小腸で消化されなかった難消化性でんぷんは、大腸に行き、大腸菌によって発酵されて一部が吸収され、残りは便として排出されます。

専門的なことは省きますが、でんぷんにはいろいろな種類があり、化学的な構造も違います。その構造によって消化酵素の影響を受けにくく、分解されにくいものがあることがわかったのです。

血糖を緩やかに上昇させる

消化のいいデンプンを食べると、砂糖をとったときと同じように血糖値はすぐにはね上がります。しかし、難消化性でんぷんは血糖値をゆっくりと上昇させます。糖尿病で膵臓からインスリンが出にくい人は、高血糖を引き起こさずにすむので、非常に適しているというわけです。

また、同じでんぷんでも消化のいいでんぷんより、この難消化性でんぷんのほうが血糖を上げにくいので、お腹いっぱい食べられるというわけです。

難消化性でんぷんは食物繊維と非常に似た働きを持っています。食物繊維も小腸で分解・吸収されることなく、大腸に行き、便として排出されます。糖尿病の人は血糖値を上げにくいという理由から、食物繊維を多くとるようすすめられます。

ほとんどのでんぷん食品には消化されやすいでんぷんと難消化性でんぷんがの両方が含まれています。食品の選び方次第で難消化性でんぷんの割合を高めることができるのです。

ごはん(白米)と比べれば難消化性でんぷんは、ごはんのほうに多く含まれます。完全に精製した白米よりも五分づきや七分づき、玄米、雑穀米などのようにすべてを精製していないもののほうに難消化性でんぷんは多く含まれます。

パンも同様で精製した小麦粉で作った白いパンよりライ麦、玄米など精製していない素材で作ったものを選ぶほうが難消化性でんぷんは多く含まれます。

こうした玄米やライ麦パンのほうが必要な食物繊維やミネラルもたくさん摂取できます。麺類では、ラーメンよりもそば、そして意外ですが、パスタのほうがおすすめです。


日本人の成人が1日に必要なエネルギーは、1500~200kcalですがその半分以上をお米からとってきました。米はパンに比べると難消化性でんぷんの割合が高いでんぷんです。

米を主食としていた頃の日本人は今ほど糖尿病やメタボリックシンドロームは多くありませんでした。食の欧米化というのは弊害のほうが大きいのです。

外食の多いビジネスマンの場合、イタリアを食べるときのポイント8項目、これで血糖値が上がらない
などを参考にするといいでしょう。消化されやすいでんぷんをとるときは野菜などの食物繊維を組み合わせるのがポイントです。

糖尿病中期の場合

足の指先に違和感というか、足の指全部に感覚がなくなります。この状態だと治療と教育を兼ねて3週間入院することが一般的です。治療はインスリン注射。インスリンを作るもとになるタンパク質などが体内でたっぷり出ていたため、少量のインスリンを入れたら、体はすぐに反応します。自らの体内でインスリンを作れるようになればお2週間で注射とは縁を切れ、あとは、「食事療法で治す」という治療法に変わります。

いわゆる糖尿病の治療のメインである食事療法と運動療法ということになります。

入院中は、1日1800kcalの食事です。と、「野菜が多い」という感じのいたって普通の食事です。お腹がすくこともありません。数週間の入院生活でも体重は10kg程度減少する人が多くいます。いかに日常的に過剰なカロリー摂取が習慣化してしまっているかということです。

入院となると基本的に「痩せなければ」「肥満解消」と耳が痛くなるほど言われるので自覚もわきます。

ここで肥満を改善するためのコツを紹介します。

  • 人とのつきあいの食事に注意
  • 食べ過ぎても1食減らすなどの不規則な習慣をやめる
  • ゆっくり食べる
  • 油ものを控える体内の余分な中性脂肪は「百害あって一利なし」です。
  • 自分の中で1つだけの絶対守るルールを決めるそばのときに天ぷらをつけない!などでもいいでしょう。
  • ストレスを一覧で箇条書きに書き出してみるストレスを書き出してみると解消法も見つけやすくなります。
  • 日光を浴びながら散歩
  • 血圧・体重測定は毎日

食習慣として食前にどんぶり一杯の野菜サラダを食べて食べ終えてから夕食を食べ始めます。食べる順番はとても大切で、順番をコツさえ守れば、牛丼だって食べられるのです。

ただし、こうした高カロリーのものを食べる際には、血糖値が安定しており、自分がどのくらい食べて、運動をすれば血糖が安定するのかをしっかりわかった段階(取り組み初めて2~3ヶ月)してからでないと失敗します。

食習慣というのは、これまでも長い時間をかけて積み上げてきたものなので変えるには時間がかかります。また、スムーズに習慣を変えられても大きなストレスになることもありえます。

無理をせずにゆっくり時間をかけてやることが大切です。

糖尿病を放置すると合併症の原因に

糖尿病の患者数は増加の一途をたどっています。平成14年という今から13年も前に行われた厚生労働省の調査では、患者数は約200万人、糖尿病が強く疑われる人および可能性を否定できない人が1600万人以上でした。

現在はすでに950万人にもなっているのです。 さらに、糖尿病の診断基準は、今後さらに引き下げられ、患者数がふえる可能性もあります。 実際に糖尿病と診断されても、生活に支障が出るような自覚症状などがないうちは、そのまま放置している人が多いのですが、糖尿病のかたは約10年も早死にするのです。

ここで、糖尿病の原因とその恐ろしさについてです。 体が活動するエネルギー源は、炭水化物や脂質です。食事によって体内に入った糖質は、ふだんは肝臓に蓄えられ、必要な分だけ血液によって全身に運ばれ、細胞や筋肉のエネルギーとして使われています。 糖尿病は、血液中の糖質がエネルギーとして利用されずに残っているため、血糖値が高い状態がつづく病気です。 糖尿病とひと口にいっても、大きく分けて2つのタイプがあります。私たちの体の血糖値を一定に保つためにコントロールする、インスリンというホルモンがほとんど分泌されないため、高血糖の状態がつづくのが1型です。 このタイプの人は毎日注射をしてインスリンを補充する必要があります。 もうひとつがインスリンはある程度分泌されているけれども、タイミングがおそい、あるいはインスリンの働きが著しく低下したために、血液中の糖質をうまく利用できなくなり、高血糖がつづくタイプが2型です。 インスリンの働きが弱くなる原因には、内臓脂肪がふえすぎることや、過食によって大量の糖質が常に体内に入るため、インスリンが追いつかなくなるなど、さまざまな理由があります。 日本人の場合は1型よりも2型のほうが圧倒的に多いのが特徴です。血糖値が常に高い状態のまま放置しておくと、動脈硬化を促進して脳梗塞、心筋梗塞などのリスクが2~3倍に高まります。 また、糖尿病の3大合併症といわれるように、網膜の血管が傷つき失明に至る「糖尿病性網膜症」や、腎臓の働きが低下し透析が必要になる「糖尿病性腎症」、神経が障害されて感覚のマヒが起こる「糖尿病性神経障害」などを併発することにもなります。 3大合併症についての詳しくはこちら。 最近では、糖尿病がガンのリスクを高める可能性があるとの研究も発表されました。

ただ、日本人に多い2型糖尿病や糖尿病予備軍の人は、毎日の食事の改善や運動によって、その発症を約6割も抑えられるという調査結果もあります。

血糖値上昇を抑える効果が高いといわれているのは、食物繊維を含む食品。みそ汁や海藻などの伝統的な和食も予防に効果があるといわれています。運動は毎日の家事、筋肉をつけるハーフスクワット運動などをすすめていますが、短い時間であっても、つづけることが重要です。

まずは毎日食べたものを手帳などに記録して、自分の食習慣を把握することから始めてはどうでしょうか。記録すると自分のクセが自覚でき、チェックすることが食べすぎの抑制にもなります。これだけ頑張ったというフィードバックが、励みにもなるでしょう。自分の生活を自分で見つめ直す機会をつくり、健康で長生きできる生活習慣を心がけましょう。