糖尿病中期の場合
足の指先に違和感というか、足の指全部に感覚がなくなります。この状態だと治療と教育を兼ねて3週間入院することが一般的です。治療はインスリン注射。インスリンを作るもとになるタンパク質などが体内でたっぷり出ていたため、少量のインスリンを入れたら、体はすぐに反応します。自らの体内でインスリンを作れるようになればお2週間で注射とは縁を切れ、あとは、「食事療法で治す」という治療法に変わります。
いわゆる糖尿病の治療のメインである食事療法と運動療法ということになります。
入院中は、1日1800kcalの食事です。と、「野菜が多い」という感じのいたって普通の食事です。お腹がすくこともありません。数週間の入院生活でも体重は10kg程度減少する人が多くいます。いかに日常的に過剰なカロリー摂取が習慣化してしまっているかということです。
入院となると基本的に「痩せなければ」「肥満解消」と耳が痛くなるほど言われるので自覚もわきます。
ここで肥満を改善するためのコツを紹介します。
- 人とのつきあいの食事に注意
- 食べ過ぎても1食減らすなどの不規則な習慣をやめる
- ゆっくり食べる
- 油ものを控える体内の余分な中性脂肪は「百害あって一利なし」です。
- 自分の中で1つだけの絶対守るルールを決めるそばのときに天ぷらをつけない!などでもいいでしょう。
- ストレスを一覧で箇条書きに書き出してみるストレスを書き出してみると解消法も見つけやすくなります。
- 日光を浴びながら散歩
- 血圧・体重測定は毎日
食習慣として食前にどんぶり一杯の野菜サラダを食べて食べ終えてから夕食を食べ始めます。食べる順番はとても大切で、順番をコツさえ守れば、牛丼だって食べられるのです。
ただし、こうした高カロリーのものを食べる際には、血糖値が安定しており、自分がどのくらい食べて、運動をすれば血糖が安定するのかをしっかりわかった段階(取り組み初めて2~3ヶ月)してからでないと失敗します。
食習慣というのは、これまでも長い時間をかけて積み上げてきたものなので変えるには時間がかかります。また、スムーズに習慣を変えられても大きなストレスになることもありえます。
無理をせずにゆっくり時間をかけてやることが大切です。