糖尿病用の食事(糖尿病の食事療法につてはこちら)は、決して制限ばかりではありません。しかし、糖尿病への理解が不十分だと、患者さん1人だけ食べ方が変わって、「制限ばかり」とストレスを感じるかもしれません。
特に、2型糖尿病の患者さんの多くは、不適切な食生活が背景にあって発症します。お子さんが同じような食生活を続けていると、将来それが原因で糖尿病を発症することがあるかもしれません。糖尿病食は、糖尿病のない人にとっても健康的な食事なので、家族の健康づくりのためにも、仙骨さんでとられてはいかがでしょう。また、生活指導などを受ける際に、夫婦でいっしょに医師の説明を聞くのもよい方法です。
糖尿病の管理ができていれば、インスリン療法を受けていても、旅行を楽しむことはできます。ただし、旅行中も自己管理には適切な配慮が必要です。国内旅行の場合は、食事に気をつけていれば、特に大きな問題はないでしょう。海外に行く場合は、飛行時間や時差などに伴う注意事項があるので、事前に担当医によく相談してください。海外へ旅行に行く際は、次のようなポイントに注意しましょう。
    血糖自己測定器など、インスリン療法に必要なものはすべて手荷物として機内に持ち込みます。
    また、低血糖に備え、ブドウ糖なども手荷物に入れておいてください。なお、飛行機内にインスリン製剤や注射器を持ち込む際、空港や航空会社によっては、事前の届け出が必要な場合もあります。飛行機内や旅行中の注射の詳細は、担当医に確認しておきます。
    インスリン製剤の「携帯証明書」や英文の「診断書」を医師に進丁備してもらうと、出入国の際や現地での受診の際に便利です。必要に応じて、予防接種などの感染症対策も行いましょう。
  • 飛行機内での注意
    機内食は、糖尿病の患者さんには高エネルギーのことが多いので、一部を残すとよいと思います。機内食に糖尿病食が用意されていることもあるので、事前に航空会社に確認するとよいでしょう。
    食事の間隔がかなりあくようなら、低血糖を予防するために、クラッカーなどの軽食で補います。長時間座っていると脚の血流が悪くなって血栓ができ、肺などの太い血管を詰まらそくせんせる「静脈血栓塞栓症」などが起こりやすなります。仮にインスリン製剤が足りなくなった場合は、現地の医療機関で処方してもらいます。その際も、英文の診断書が役立ちます。

果物や野菜はたっぷり食べていいのでしょうか?

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果物には「健康や美容によい″」というイメージがあるかもしれませんが、「果糖」という糖質をたくさん含んでいます。そのため、果物のとりすぎは肥満などの原因になります。
果物を食べる場合は、食事療法の範囲内で適量をとるようにしましょう

野菜は低エネルギーなので、サラダを好んで食べる人も多いと思いますが、油をたっぷり含んだドレッシングをたっぷりかけると高エネルギーになることがあります。また、マカロニサラダなどは、「サラダ」という名前でも糖質が多く、マヨネーズも使うため、意外に高エネルギーですので注意しなければいけません。

飲酒、喫煙の習慣が変えられません

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お酒は、適量であれば緊張をほぐしたり、ストレスを和らげるのに役立ちます。これは百薬の長と言われる所以でしょう。しかし、飲み過ぎてしまうようであれば最初から一滴も飲まないほうがいいでしょう。

糖尿病血糖のコントロールができており、落ち着いているのであれば、適量のお酒を楽しめます。ただし、アルコールには食欲を増進させる作用があるので、食事療法に支障を来さないように注意が必要です。

何度もいいますが、お酒の量を自制できないのなら、飲酒は控えるほうが無難です。お酒にも食べ物と同様にエネルギーがありますが、ビタミンなどの栄養素はほとんど含まれないため、決して食事の代わりにはなりません。

また、お酒には一時的に血糖値を下げる効果があるため、食事をとらずにお酒だけを飲んでいると低血糖を起こすことがあるので、注意してください。

次にたばこのことですが、禁煙すると、食べ物をおいしく感じるようになって食が進むため、体重が増えがちです。それを気にして喫煙を続ける人もいるようですが、たばこは、発がん物質をはじめ多くの有害な物質を含んでいますし、血管を収縮させて血流障害を起こします。

糖尿病に喫煙が重なると、糖尿病の合併症である「動脈硬化」を、いっそう促進させることになります。合併症を防ぐためにも、喫煙はやめるべきです。

糖尿病と診断され、なおかつ血圧が高いようであればやっぱりすぐに禁煙をおこなったほうがいいでしょう。

糖尿病になるとEDになりやすいと言われました

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個人差はありますが、実際男性であれば誰でも加齢によりEDの症状はでてきます。これは、末梢の細い血管や神経などに障害が起こってくるためと考えられています。糖尿病は、全身の血管や神経を障害する病気で、

EDは「糖尿病神経障害」の症状の1つでもあります。そのため、糖尿病の患者さんのなかには、EDを気にする人も少なくありません。

しかし、血糖コントロールが良好ならば、性機能を健康な人と同様に保つことは可能です。血糖コントロールに努めていてもE D の症状が現れた場合、薬を使う方法もあります。

最近は、「PDE5阻害薬」の使用など、さまざまな方法が開発されています。いずれも、経口血糖降下薬との併用には問題がないとされ、安全に使うことができます。

ただし、PDE5阻害薬と、狭心症などの治療に使われる「硝酸薬(ニトログリセリンなど)」を併用すると、過度の血圧低下を起こす危険性があるため、硝酸薬を使っている人は使用できません。
血糖が良好な状態にコントロールされていれば、妊娠と出産は、糖尿病のない人と同じように可能です。血糖コントロールが悪いと「流産」や「早産」を起こしたり、いわゆる「妊娠中毒症」 を起こすリスクは高くなりますが、血糖をしっかりコントロールすることで、リスクは下げられます。

1型糖尿病の患者さんで、「自分の子どもも将来糖尿病になるのでは?」と心配する方もおられます。しかし、1型糖尿病の場合は、患者さんのお子さんが1型糖尿病になる確率は、2型糖尿病に比べると高くないことがわかっています。また、結婚して生活環境が変わると、血糖コントロールが悪くなる場合があります。


結婚後も、血糖コントロールを良好に継続していくためには、新しく家族となる方の理解と協力が欠かせません。血糖コントロールが良好であれば、結婚後の生活について心配することは何もありません。
これらのことを含めて、お相手の男性のご家族を交えて、もう一度よく相談されてはいかがでしょうか?
お子さんに糖尿病があっても、血糖が良好にコントロールされていれば、体育の授業はもちろん、野球やサッカーなどのクラブ活動にも参加することができます。

プロスポーツの世界でも、糖尿病をもちながら活躍している選手が数多くいらっしゃいます。例えば、プロ野球の読売ジャイアンツなどでかつて投手として活躍した新浦壽夫さんは、「1型糖尿病」で、現役当時からインスリン療法を行っていました。野球以外に、ゴルフやバスケットボールなどでも、糖尿病をもちながらプロとして活躍している選手がいらっしやいます。

学校のなかで特別視されることを嫌がるお子さんもいるでしょう。また、糖尿病ということでいじめにあう可能性がないとは言いきれません。
通学している学校の状況などにもよりますが、気がかりなことがあれば、お子さんの希望を聞いたり、担当医などと相談なさるとよいと思います。

低血糖に関しては、予防と対処のしかたをお子さん自身が身につけているなら、あまり気にしなくてもよいと思います。理解が十分でない場合は、担当医と相談しながら、対処のしかたを教えてあげてください。

また、インスリンの注射や血糖自己測定ができる環境を、学校内に確保することも大事です。そのためにも、担任の教師や養護教諭などを交えて、よく話し合っておく必要があります。糖尿病がある子どもと接した経験がない、小学校や中学校の教師も多いようです。まずは、糖尿病のことや、治療などについてよく説明して、病気を正しく理解してもらいましょう。

糖尿病のことは上司や同僚に言うべきか?

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仕事によっては、食事の時間が不規則になったり、接待などで会食の機会が多いために、血糖コントロールがうまくいかない場合があります。

例えば、「経口血糖降下薬」や「インスリン製剤」を使っている場合、食事をとる時間が遅れると、「低血糖を起こす危険性があります。

また、ついお酒を飲みすぎたり、料理を食べすぎたりして、血糖コントロールが乱れてしまうこともあるでしょう。自分の糖尿病について職場に知らせるかどうかは、プライバシーの問題なので、最終的には患者さん自身が判断すべきことです。ただ、血糖コントロールに支障を来すような場合は、あらかじめ上司や同僚に伝えておいたほうが、治療への理解が得られ、職場の人間関係も良好に保てるのではないかと思います。

しかし、すべての職場でそのような理解が得られるとは限りません。知らせたことでかえって人間関係が悪化したり、昇進や昇給などに影響することもないとはいえません。

そうした不利益を避けるためにも、職場の様子などをよく考えたうえで、糖尿病のことを話すかどうかを決められてはいかがでしょうか。

糖尿病で生きる気力をなくしてしまった

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糖尿病と診断を受けてショックを受ける患者さんもいらっしやいます。しかし、糖尿病があっても血糖値をできるだけ正常に近づけることで、健康な人と同様に生活することは十分に可能です。
仕事はもちろん、スポーツや趣味も自由に楽しめますし、海外旅行に出かけることもできます。血糖コントロールが良好であれば、できないことは何もないのです。そのためにも、糖尿痛のことをよく理解して、前向きに治療に取り組んでいくことが大切です。食事を「腹八分目」にしたり、散歩をしたりして、まず自分のできる範囲のことから、少しずつ始めるとよいでしょう。

むし歯の治療を言われました

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「虫歯」や「歯周病」は、『歯や歯肉の感染症』です。虫歯や歯周病があると、炎症のために血糖値が高くなったり、痛みで食事がきちんととりづらくなって、血糖コントロールが不安定になることがあります。血糖コントロールを良好に保つためにも、虫歯や歯周病などは早めに治療しておきましょう。また、歯科を受診する場合には、糖尿病があることを必ず伝えるようにしてください。

また、抜歯をするときの注意点として
血糖コントロールが良好な場合は、ほとんど問題はありませんが、血糖コントロールが悪いと、抜歯にさまざまなリスクが伴います。
例えば、抜歯後の傷がなかなか治らなかったり、一時的に食事がとりづらくなって血糖コントロールに支障を来すこともあります。
また、抜歯したあとは、感染症が起こりやすくなります。そのため、歯科では、糖尿病の患者さんの抜歯は慎重に検討されることもあります。
抜歯などの際に、内科の担当医の許可を求められる場合もあるでしょう。歯の治療を受ける場合は、事前に内科の担当医と相談しておいたほうがよいと思います。