「これさえあれば元気になれる」という食材が身近にあることは、コンディションを整える大きな助けになります。そこに「毎日食べるもの=主食」の重要な意味があることを理解しましょう。
ですから、主食のコメにはこだわってください。水に浸ければ、ちゃんと発芽する「質の高い玄米」は、炊き上がりもふっくらで、じみとても滋味があります。
日本人はコメを主食にして数千年にわたり生き続けてきたわけですから、その重みをしっかり感じ、その原点であるコメから「植物の生命」をいただくことをもっと大切にしてみてはどうでしょう。
そのためには、高い意識で農業に取り組んでいる人を探して、個人単位でつながっていくことも必要になってきます。
もっと亭えば、そうした農家を応援することが必要。せめてコメや味噌くらいは、本気で「本物」を探してみましょう。
ビジネスシーンに置き換えれば、最も重視されるのは人脈でしょう。いかに優秀な人材を集めるか、多くの人がその点に腐心していると思いますが、それは「食べるということ」に関してもまったく同じです。仕事では人のつながりを大事にするのに、食べることになると、できあがった物ばかり見ていませんか?
おいしいかどうか、食べたいかどうかだけでお腹を満たすことは、商品の背後に人が存在していることを忘れてしまっているのと変わりありません。自分の体を養うことにも仕事と同じような情熱を持つことができれば、自分自身が培ってきた「人を見る眼」を活かすことができます。人とつながることで、植物たちとの関係も回復していけるはずなのです。
コメント