まるごと食べる習慣を

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では、どうしたら生物としての感覚を取り戻し、自らの生命力を高めていくことができるでしょうか?

「動物は、植物を食べて生きている」という原則を思い出せば、ポイントは、植物との関係の見直しであるとわかりますね。植物を自然に近い状態で食べることを、どのくらい実行できているかチェックしてみてください。

その1:「丸ごと食べられる」野菜の量を増やす。

サラダなどに使う葉物の野菜は、エネルギー源になる糖があまり含まれていません。光合成によって生み出うれた糖(養分) を摂ることが植物を食べる目的ですから、糖を多く含んだニンジン、大根、里芋、ごぼうなどの根菜をしっかり食べること。

その2:「白米のごはんを、玄米に変える」。

もし、難しければ、押し麦や雑穀( ヒエ・アワ・アマランサス・チアシードなど)を加えてみる。白米をやめたくない人は、粉物のパンや麺類を減らして、なるべくごはんを食べる。

コメやムギも植物ですから、広い意味では野菜の一種ですが、白米や白いパンはこの「丸ごと植物を食べる」という概念からは外れます。砂糖も、もとは植物ですが、自然な状態から遠ざかりすぎていて、ミトコンドリアで思うようにエネルギーにできません。「自然に近い状態= 丸ごと」を前提にすることで、こうした食べ方のルールがだんだんと明確になってくるでしょう。

その3:「質」を上げていく。

徐々に、無農薬・自然栽培の野菜や果物を選んで食べてみる。生で食べて美味しい旬の食材を取り入れていく。最初のうちは、「安全」「安心」といった基準を参考にしても構いません。それも結局はアタマで食べていることに変わりないわけですが、食事のあり方について考えるひとつののきっかけになるでしょう。

自然食について詳しくなったとしても、それが「正しい」とアタマで判断して食べているかぎり自然とは言えません。感じる世界は、「正しさ」とは別のところにあります。

自分が身につけてきた思考の癖に気づいて、この世界にあるものを善と悪、正しいと正しくない、体に良い・悪いといった二元論でとらえる不自然さに気づくことができた時、ハラの世界のスイッチが入ります。少しずつ感覚を磨いていくことで、あまり神経質になることなく食べ方を変えていけるはずです。