発芽と言っても、あまり芽が出てしまうとタネの栄養素が使われてしまうため、発芽玄米のごはんを作る場合、胚芽からほんの0.5ミリほど芽が出れば十分と言われています。
夏場なら半日、冬場でも一昼夜(10 ~12時間)水に浸すだけで、芽は自然と出てきます。もし、芽がなかなか出てこないなら、種の生命力が弱いということ。
「玄米ごはんは硬くてまずい」という話を耳にすることがありますが、もしかしたらそれは発芽もできない「生命力の低い玄米」だからかもしれません。そうであるならば、当然、消化にもいいはずはありません。
フィチンのガードも十分に解除できないため、無理に食べ続ければ慢性的なミネラル欠乏に陥いる恐れもあるでしょう。
そうした玄米は美味しくありませんから、そもそも食べる意味があるのかという話になりますね。しっかり発芽する「生命力の高い玄米」であれば、栄養価が高いのはもちろん、タネの持っている硬さが除かれてふっくら柔らかく炊き上がり、味わいも増してきます。
圧力釜や土鍋などにこだわらなくても、「玄米モード」のついた炊飯器で十分美味しく炊けます。最近は、炊飯の過程で玄米を発酵させ、消化レベルを高める「酵素玄米」を取り入れる人も増えています。専用の炊飯器で手軽に作れるようですから、試してみるのもいいでしょう。
玄米が炊ける炊飯器はこちら。
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